東芝が爆速!? 1TBプラッタHDD対決!
次いで1TBプラッタの製品の速度を比較してみよう。テストは同じくCrystalDiskMark。加えて「HD Tune Pro」というベンチマークソフトで最低アクセス速度を計測してみた。
なお、東芝のDT01ACA300については検証作業の時点で未発売だったため、同じ1TBプラッタを採用した2TBモデル「DT01ACA200」を使ってテストした。容量以外の仕様面では同じなので、参考にしてほしい。
CrystalDiskMarkで速度を比較!
750MBプラッタの製品は、おおむね130MB/s前後となっていたが、1TBプラッタの製品は確実にスピードアップしている。WD Redは回転数が固定ではないので不利ではあるが、中でも東芝のDT01ACA200の性能には目を見張るものがある。
同様にHD Tune Proでもテストしてみた。以下がその結果。
HD Tune Proで最低アクセス速度をチェック!
記事掲載当初、「HD Tune」で計測を行ないましたが、プログラムの仕様上その結果が正確ではないことが判明したため、改めて「HD Tune Pro」で再度計測を行ないその結果に差し替えました。お詫びして訂正いたします(2012年9月12日)
こちらで注目すべきは2点。1つめは 最低転送レートをあらわす「Minimum」だ。最低転送レートは動画編集などのとき、高ビットレートのデータを複数のストリームで同時に再生する場合に重要となってくる。最低転送レートが低ければ、プレビュー時にドロップフレームが起きることがあるからだ。
もっとも、こうした作業を行なう際にはストライピング構成で高速化したストレージを使うのが通例。しかしながら、最高速の86MB/secをたたき出しているSeagateのST3000DM001であれば、1台でもそこそこの編集環境を実現できるだろう。
2つめは、HDDからデータを読み出しはじめる際にかかる時間を表す「Access Time」。こちらは、PC操作時のレスポンスに関わる。この時間が短いほど反応が速い、ということになる。3TBという大容量のHDDはデータ倉庫として使うことを考えている人が多いと思うが、メインドライブとしてHDDを利用する際には、Access Timeができるだけ少ない製品を選んでおきたい。
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