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もはや外資系じゃない?「新時代」へ進む日本マイクロソフト

Windows 8も「パートナーといっしょに盛り上げる」がMS流

2012年09月10日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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9月7日、日本マイクロソフトは、都内において「マイクロソフト ジャパン パートナー コンファレンス 2012」を開催した。基調講演に登壇した日本マイクロソフト代表執行役 社長 樋口泰行氏は、Windows 8をはじめとした未曾有の新製品ラッシュを、パートナーと共に盛り上げていきたいと気勢を上げた。

先進国グループの成長率では2年連続に1位に

 基調講演の冒頭、日本マイクロソフトの樋口社長は集まったパートナーへの謝意を表すと共に、今回のイベントでの登録者が1800人にのぼったこと、そして先進国グループ6カ国中での成長率が2年連続で1位になったことなどを報告。「7月から始まった2013年度も、V3を達成したいと狙っている」とその抱負を述べた。

日本マイクロソフト代表執行役 社長 樋口泰行氏

 日本法人の社長になって4年になる樋口氏だが、この間、パートナービジネスの推進や日本に根付いた組織への脱皮、革新的な技術の提供などのビジョンを元にさまざまな施策に注力してきた。特に昨年は、社名変更や品川への本社移転などを実現。こうした近況の1つとして同氏が挙げたのが、トヨタや日産自動車、富士通など基幹系システムでの採用が増えている点だ。「ダウンサイジングの流れや信頼性の向上もあるが、やはり会社と社員が信頼されなければできないこと」と自負した。また、あわせてお客様からのコメントも紹介し、「いっしょにビジネスをしようという意気込みが感じられるとか、あるいは外資系というイメージがなくなっているといったありがたい声をいただいている。日本に根付いた会社になるべく、今後もがんばっていきたい」と語った。

日本マイクロソフトに対するさまざまな声

Windows 8発売で市場を活性化していく

 次に樋口氏が言及したのは、ユーザーニーズの変化だ。リーマンショックや大震災以降は、「コスト削減」や「事業継続性」に焦点が当たっていたが、昨今ではグローバルにおいて、日本企業は中国や韓国などの企業との熾烈な争いに面し、ITでの要件も多様化しつつある。これに対応し、樋口氏は「経営スピードの向上」、「社内風土の改革」、「世界視点」、「ガバナンス向上」、「インテリジェントなオペレーション」などが求められていると指摘した。

 また、これを技術トレンドとして、クラウドやビッグデータ、ソーシャル、コンシューマライゼーションなどが進んでいると説明した。こうしたトレンドは他のITベンダーのものと大きく異なっておらず、昔のように「自ら流れを作るべく、我が道を行く」のではなく、「最新のビジネス動向と技術にあわせ、自社の強みを活かす」という流れに変化しているように思える。

Windows 8をはじめさまざまな製品ラウンチが進む

 こうした現状に対し、マイクロソフトも過去最大級規模の製品ラウンチで応える。特に樋口氏が、「10月26日が今から待ち遠しくてたまらない」というWindows 8に関しては、ARMプロセッサーのサポート、タッチインターフェイスの全面導入など、まさにPCの「新時代」を切り開くものと意気込む。「周辺機器、ISVのアプリケーション、ソリューション、販売店、トレーニングなどさまざまなパートナー様と、いっしょに盛り上げていくのがマイクロソフト。このモメンタムで市場を活性化し、日本を元気にしたい」(樋口氏)と、パートナーとの結束を熱く語った。

 なお、マイクロソフト ジャパン パートナー コンファレンスは、9月・10月にかけて、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡でも開催される。

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