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Retina対応、Win8快速動作の「Parallels Desktop 8」

2012年09月12日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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パフォーマンスアップ!
ゲームで最大30%、入力/出力(I/O)操作で最大35%

 Parallels Desktop 8のポイントはまだまだある。例えば、前バージョン「Parallels Desktop 7 for Mac」と比較し、入力/出力(I/O)操作で最大35%、ゲームで最大30%、ブート/中断/再開などの仮想マシン動作で最大25%のパフォーマンス向上を実現している点だ。

 そこで、MacBook Pro Retinaディスプレイモデル(Core i7-3720QM/2.6GHz、16GBメモリー)上で、ゲストOSのハードウェア設定をCPUコア数2/メインメモリー4GB/ビデオメモリー1GBとしてWindows 8を動作させ、「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」でベンチマークを確認してみた。解像度1440×900ドット、1920×1080ドットの2種類で計測した結果が以下の画面写真だ(それぞれフルスクリーンモード時)。

解像度1440×900ドットのスコアは「2944」

1920×1080ドットの場合は「1943」

 1440×900ドットのスコアは「2944」、1920×1080ドットで「1943」となり、軽めのゲームであれば問題ない結果となった。なお、「Windows エクスペリエンス インデックス」は以下の通りだ。

Windows 7上の「Windows エクスペリエンス インデックス」。各項目の最高値は「7.9」で、

こちらはWindows 8上のもの。各項目とも、最高値は9.9だ

新規購入/アップグレードをオススメ!
より使いやすく高速化された「Parallels Desktop 8」

 これまで述べてきたように、Parallels Desktop 8は新機能の搭載に加えて数々の改良が施され、また高速化された。このほかにも、WindowsとMacの統合がさらに進んだ点が大きく、ゴミ箱の共有化、スナップショット機能の強化、バッテリー負荷の軽減などあらゆる面で使い勝手が向上しており、より快適になっている。

 ビジネスで利用するユーザーなら、Macにプロジェクターを接続すると自動起動する「プレゼンテーションウィザード」にも注目だ。プレゼン中にMac/Windowsのスクリーンセーバーによる中断がないよう設定可能で、フル画面表示の最適化と自動的な解像度調整が実行される。

「プレゼンテーションウィザード」(画像は英語版のもの)

 Parallels Desktop 8は、Macの価値をより高める仮想化ソフトとして進化しているのだ。Windowsからの移行ユーザーによる新規購入、既存ユーザーのアップグレードのどちらであれ、入手する価値は十分にある。新バージョンが登場したこの機会に合わせて、導入を検討することをオススメしたい。

パラレルス「Parallels Desktop 8 for Mac」仕様
パッケージ版価格7900円(アカデミック版3900円)
アップグレード版版価格4900円
(7月25日以降に「Parallels Desktop 7 for Mac」を購入したユーザーは無料)
トライアル版パラレルスサイトにて配布中
対応デバイスCore 2 Duo以上のIntelプロセッサ搭載Mac
(32bit CPUのCore Solo/Duoは未対応)
メモリー2GB以上
(Windows 7/Mac OS X LionをゲストOSとして動作させるには4GB以上推奨)
ストレージ700MB以上の空き容量。別途ゲストOSごとに空き容量約15GBが必要
対応OS(ホスト)Mac OS X Snow Leopard 10.6.8以降/Mac OS X Lion 10.7以降/Mac OS X Lion 10.8以降。Mac OS X Leopard 10.5.xは非対応

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