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ニッセン格付、「ポジティブ」から「安定的」に変更

2012年09月05日 00時39分更新

記事提供:通販通信

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 ニッセンホールディングスは9月4日、日本格付研究所によるニッセンの格付けが見直され、長期優先債務格付けが「BBB-/ポジティブ」から「BBB-/安定的」に変更されたと発表した。

 日本格付研究所は格付変更事由として「ニッセンはカタログとインターネット・モバイルとの融合を進め、新規顧客の開拓に向け新カタログを発行するなど積極的な拡大策を採ることで通販事業は安定した売上高を維持してきた。しかし、11/12期は増収ながら原価高騰、在庫処分の増加、秋冬カタログ配布後に気温が高めに推移したことにより営業減益となった。また、12/12期第2 四半期も微増収ながら、小ロット発注の増加による原価率悪化、カタログ販促費増加により営業利益は前期比ほぼ半減した」と指摘。

 さらに「収益構造に不安定な側面があり、今後は商品・サービス品質の向上によるリピート率アップ、プロモーションコスト抑制など通販事業の収益性改善に取り組んでいく方針。12/12期はシャディグループの新規連結に伴い大幅増収が見込まれるが、償却負担の増加により営業減益となる見込み。シャディグループの買収に伴い財務構成が悪化したことから、今回格付の見通しは『ポジティブ』から『安定的』に変更した」と説明した。

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