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SSD256GB搭載などバリエーションが豊富 「dynabook R632/W1」ロードテスト 第4回

軽量なのにバッテリー駆動時間が長い「dynabook R632/W1」

2012年09月01日 12時00分更新

文● 星 紀明 写真●篠原孝志(パシャ)

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バッテリーの損耗を抑えて長~く使える「eco充電モード」を装備

dynabook R632/W1UFK」は、実にバランスの取れた製品といえるが、気がかりな点もある。ウルトラブック全般にいえることだが、バッテリーが内部に埋め込まれており、底面カバーも簡単には開けられないようになっているため、ユーザーが自分でバッテリーを着脱することができない点だ。従来のモバイルノートのように予備のバッテリーパックを一緒に持ち歩き、バッテリーの容量が少なくなってきたら交換して駆動時間を延伸するというのは不可能となる。せめてACアダプターでの充電が早ければ、昼休みなどに継ぎ足し充電で対応するという手もあるが、「dynabook R632/W1UFK」にはいわゆる急速充電機能がなく、充電時間は電源オフの状態でも約3時間、電源オンの状態だと約3.5~8時間とやや長い。

 また、自分でバッテリーを着脱できないということは、将来、バッテリーが劣化して十分な容量を得られなくなったとき、修理対応の形でメーカーに預け、有償で交換してもらわなければならなくなる(保証期間内でも有料)。ノートPCに使われているリチウムイオン電池は、充放電を500サイクル程度繰り返したあたりが交換の目安といわれる。実際の使用頻度にもよるが、持ち出す機会が多く、ほぼ毎日のように充電を行うとしたら、早ければ購入から2~3年でバッテリーを交換する必要がありそうだ。

 バッテリーをできるだけ長く使いたいなら、「東芝バッテリーマネージャー」で充電方式を「eco充電モード」に切り替えておくのがよいだろう。これは、充電をバッテリー容量の80%までに抑え、バッテリー自体の寿命をより長く保つのに効果がある。当然のことながらバッテリー駆動時間も短くなってしまうが、今回の検証で「dynabook R632/W1UFK」の駆動時間が十分長いことがわかったので、個人的には「eco充電モード」を常用しても特に支障はないと思える。

「東芝バッテリーマネージャー」で「eco充電モード」に切り替えておくと、バッテリーの充電が80%で止まるようになり、寿命を延ばすことができる

「dynabook R632/W1UFK」(シャンパンゴールド)

試用機のおもな仕様
製品名 dynabook R632/W1UFK
CPU Core i7-3667U vPro
メモリー 8GB(4GB+4GB) PC3-12800対応
ストレージ SSD 256GB
ディスプレー 13.3型ワイド(1366×768ドット)
バッテリー駆動時間 約9時間
サイズ W316×H8.3~15.9×D227mm
重量 約1.12kg
直販価格 15万4800円

 さて、バッテリー駆動時間の検証はここまで。第5回目と第6回目は、2回にわたって機器連携に注目。スマートフォンや同社のデジタルレコーダー「REGZAブルーレイ」との連携機能を試してみる予定だ。

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