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メイドロボも間近!? ロボット掃除機の実力を見よ!第3回

ハイスペックだけど値段が安いCCP「LAQULITO」も検証!

最新こそ最良! 東芝のロボット掃除機新製品をネチネチ試した

2012年08月31日 12時00分更新

文● 藤山哲人

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8畳間のタイムアタックは57分
壁際から中央までしっかり掃除

 2mの区画で動きや床のキレイさを見てみたが、実際に8畳間を掃除させたらどうだろうか? その様子を収めたのが次のムービーだ。

8畳間のタイムアタックは57分と標準的だが……

 結果は57分と標準的な時間。しかし映像を見て分かるように、時折部屋の中央部をスポットモードで掃除するため、床中央部を効率的に掃除できるようだ。また何回か壁際モードに入っていることも分かる。走行パターンはランダムながら、そのコンビネーションの組み合わせが絶妙でハイエンド機並み、もしくはそれ以上に床をキレイにしてくれるようだ。

 掃除完了後に充電台に戻るアルゴリズムは、部屋をランダムに走って充電台の赤外線を検知して戻るようになっている。部屋のドアを開けっ放しにしてしまうと、隣の部屋などに入ってしまい掃除終了後に充電台からの赤外線を検知できず、そのままバッテリー切れしてしまうこともあるので注意したい。

運転音は43dBと小さいが周波数帯が広く耳障り
でも家具への衝突音はほとんどなし

 運転音を測ったところ43dBとかなり静かな数値が出たが、運転中のノイズの周波数分布を調べてみると、かなりの幅を持っており、43dBにしては耳障りな印象だ。

下は300Hzから上は3kHzまで、かなり広範囲に渡ったノイズが出ている

 バキュームポンプの音はほとんど聞こえないが、気になるのは駆動輪の音。ギヤの精度が低いのか、ギアボックスが共鳴しているのが不明だが、始終「ヴゥー、ヴゥー」と唸りが聞こえる。頻繁に方向転換する(とくに壁際モード)ため、「ヴゥー、ヴゥー」音が不定期に聞こえてうるさいと感じる。

 しかし、家具への衝突音はほとんどない。バンパーセンサーが非常に軽く高感度なので、赤外線センサーで検知できなかった家具にぶつかっても、ほとんど音がすることはなく、軽い家具を引きずることも少ない。これは2m四方でテストしたムービーと部屋の清掃をしたムービーでも確認できるだろう。

耳障りといえ、犬が怯えるようなうるささではない

 夜に掃除をさせることは実用上まずないと思うが、集合住宅で隣の部屋まで響いてしまうということはないものの、フスマ1枚隔てた寝室で寝るには耳障りになるといった感じだろう。

ゴミ捨てはハイエンド機に比べると少し残念

 さすがにこの価格だと、片手でゴミ捨てできる便利さは持っていない。まず本体上部のカバーを開け、食品のタッバのようなダストビンを取り出す。次にダストビンのフタを開け、さらにフィルターを取ってゴミを捨てるようになっている。

本体上部のカバーを開けダストビンを取り出すダストビンのフタを取ると中にフィルターがある
フィルターを取り外してゴミを捨てる

 フィルターは目の粗いもので排気のキレイさは望めないが、不満が出るレベルではない。しっかりホコリなどは濾し取ってくれるようだ。排気は後部下側のスリットから吹き出すようになっている。

センサーは最低限だが必要十分を備えている

 壁・障害物センサーは、赤外線方式を4つに加え、バンパーセンサーで検知している。また落下防止用には赤外線センサーを3つ持ち、数は少ないものの必要十分な構成になっている。これはムービーで見た動きからも明らかだ。

不透明だが薄いプラスチックカバーになっていて、左右にそれぞれ2個の赤外線センサーを内蔵落下防止センサーは前方に3つと標準的な数
より壁際を掃除したい場合は、このスイッチを右側にすることで赤外線センサーを無視できる

 他には見られなかったのが赤外線センサーのOFF機能だ。より壁際ギリギリまで掃除したい場合は、スイッチで赤外線センサーをOFFにすることが可能となっている。しかし赤外線センサーをONにしておいても、壁際モードでは赤外線を無視してバンパーセンサーを頼りに壁際ギリギリを掃除する。赤外線センサーをOFFするまでもなく、壁際をキレイにできるので通常はONのまま使って構わないだろう。

 また落下センサーには、感度を調整するシャッターが取り付けられているものの、固定されているので自由に調整することはできなかった。なお筆者が独自にしらべたセンサー類は、以下のようになっている。

LAQULITO
ダストビンFULLセンサー なし
壁センサー 赤外線×4、バンパー
(機械式スイッチ)
階段センサー 赤外線×3
巻き込み防止センサー なし
走行不能センサー なし
床ゴミセンサー なし
空間マッピング なし
速度制御 あり
ジャイロセンサー なし

LAQULITOのその他の機能を写真で紹介

 ほとんどの機能を紹介してきたが、それ以外の機能についても写真とともに簡単に説明しておこう。

バッテリーはニッケル水素で、容量は1500mAh。寿命の目安はおよそ1年で、交換用バッテリーは7350円だ。有名メーカーは1万円で横並びなので、少し割安充電台はコンパクトになっているが、他機種では置いておくだけでいいが、LAQULITOは背面を粘着テープで留める必要がある。またACアダプター式なので、充電台まわりの電線は巻き込まれないようにとり回す必要がある
タイマー運転は充電台側で行なう。左の「24H」ボタンを押すと、毎日ボタンを押した時刻に掃除が始まる。右の「FullGo」ボタンは、充電完了したら掃除を開始するタイマーリモコンは本体で操作できる機能に加え、ラジコンのように手動で動かせる
本体にACアダプターを直接つなぐことも可能。何台もの充電台を置けなかった今回のレビューでは大活躍だったが、意外と便利に使えるはずだ

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