このページの本文へ

メイドロボも間近!? ロボット掃除機の実力を見よ!第3回

ハイスペックだけど値段が安いCCP「LAQULITO」も検証!

最新こそ最良! 東芝のロボット掃除機新製品をネチネチ試した

2012年08月31日 12時00分更新

文● 藤山哲人

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

CCDカメラによる部屋のエッジ認識と空間認識で
8畳間のタイムアタックはわずか41分

 さて、2m四方の領域で動きを確認したところで、実際に8畳間を掃除させると、どのぐらいの時間がかかるのかをテストしてみよう。部屋の詳細については、第1回のルンバを参照してほしい(関連記事)。

 ここでの見どころは、部屋と縦と横に矩形ジグザグ運転しているところだ。かなり長い時間走行しているにもかかわらず、壁に対して平行(垂直)に走行する姿は見もの。まるで「定規でも当ててるのか?」というぐらい、きっちり壁をトレースする。こんな芸当ができるのは、CCDカメラによる部屋のエッジ認識と空間認識に加え、ジャイロによる向きの検出を行なっているためだ。

部屋の一部分を集中的に掃除するスポットモード

 部屋全体を掃除する自動モードで運転したところ、同じ場所を計4回別の方向から掃除しているにも関わらず41分で終了。毛足の長いカーペットには毛の向きがあるので、このアプローチで掃除をすると、毛足の奥のゴミまで吸い取ってくれるだろう。

自動モード時の走行イメージ。これを2セット繰り返す
節電モード時の走行イメージ。いずれも従来機のカタログより抜粋

 しかしフローリングでは、これだけしっかりと部屋の壁に対して水平・垂直に走行するのであれば、縦横に矩形ジグザグを2回も繰り返さずに1回でいい。そんな人のために、節電モードが用意されている。こちらは縦の矩形ジグザク運転を1回のみで済ませるモードだ。掃除にかかる時間はおよそ1/4になるので、10分ほどで掃除は終わり。標準ではかなり念入りに掃除するが、節電モードだと極端にあっさり済ませてしまうので、縦横から1回だけ掃除ができるモードがほしかった。

 第3世代やファームウェアのアップデートがあれば、設定メニューから縦横1回、2回の切り替えができるようにしてほしいところだ。と言っても別に自分で掃除するわけではないので、フローリングの床を40分かけて超丁寧に掃除してくれるのだから、むしろありがたい(笑)。

 映像にも写っているが、テーブルの脚を発見すると、その周りをグルリと一周して掃除していることが分かる。おそらくセンサーで細い障害物は脚とみなして周回するようになっているのだろう。この動作ひとつを取ってもセンサーというハードウェアと、それを検知して回避・周回を判断するソフトウェアがいかに優れているかを思い知らされる。ASCII.jp読者であれば「すげっ! ソースコード見せろ!」と言いたくなるだろう。

運転音は48dBと大きいものの
さほど耳障りにはならない

 実際に部屋を掃除させ、家具への衝突音も含めて、運転時にどのようなノイズが出るかを調べてみた。SmarboVは運転の強弱を切り替えられるので、まず標準の強さで測定するとおよそ48dBとなった。これを弱に切り変ると45dBとなり、それほど静かにはならないようだ。しかしこの程度であれば、集合住宅で掃除しても隣に音が漏れることはないだろう。

 次にどのような周波数のノイズが出るのかを調べたのが、次のグラフだ。

標準の強さで測定した運転音。1kHzの左側のピークが吸い込み口の回転ブラシの音で、右側のピークがバキュームポンプの音
弱にして運転すると、回転ブラシの回転数を抑えるようで1kHzの左のピークが消えるも、ポンプの音はそれほど下がっていない。しかし、標準に比べるとポンプの出す周波数が少し下がっているので、ポンプ用モーターの回転数も少し落としているようだ

 どうやら弱運転にすると、回転ブラシとポンプのモーターの回転数を下げるようになっているらしい。しかし、ポンプのモーターはさほど回転数を落とさないようで、これがあまり運転音が静かにならない原因のようだ。ただdB数は高いものの、ピークの周波数が絞られているため、それほど耳障りには感じない。

 家具への衝突音も小さく、たとえ衝突したとしてもかなりソフトなぶつかり方をしている。

ゴミ捨てはカセット式で脱着も簡単
フィルターは準HEPAクラスを採用

 ダストピンに溜まったゴミは、ロックボタンを押しながら片手で楽にスライドして取り出せる。またダストビンは透明なので、外からゴミの溜まり具合も見えるので安心だ。

カセット方式で横にスライドしてダストビンを取り出す。あとはブルーのフタを開ければゴミ捨て完了

 フィルターは、最上位クラスのHEPAフィルターではないものの、それに近いものが採用されているようだ。吸い込み口がかなり後方にあるため、大型のフィルターを付けられずHEPAクラスにしてしまうと吸引力が落ちてしまうためだろう。また前段にはメッシュフィルターがあり、綿ゴミや髪の毛などはここで取り除き、長時間強い吸引力を得られるようにしているようだ。

 排気はこれといった排気口が見当たらないのも特徴だ。手で風の出ているところを調べてみると、ダストピンの左右の隙間を経由した後方下側に排気していると思われる。下向きとはいえ、そこはすでに掃除した後なので、ゴミの巻き上げもそれほどないだろう。

この特集の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン