CrystalDiskMarkでストレージ性能を比較
やはり変わらず
お次はストレージのパフォーマンスを測定する定番ベンチマークテスト「CrystalDiskMark 3.0.1 x64」を使い、SATA接続のSSDとUSB 3.0接続のUSBメモリーでのパフォーマンス比較を行なった。
Windows 8ではUSB 3.0がクラスドライバー化されたので(関連記事)、パフォーマンス向上につながるかと思ったのだが、テストに使用したUSB3.0メモリー(Lexar JumpDrive S73 USB3.0)が高性能品でもないので(読み取り 最大40MB/秒、書き込み 最大10MB/秒)、SSDとUSB3.0ともに劇的に変わったというほどではない。むしろWindows 8の方が微妙に遅い。
総合ベンチマークは劇的に性能向上!?
予想どおりと言えばそれまでだが、今のところ各コンポーネント別の性能を測るテストでは、Windows 8と7の間に差は見られない。
ところが、総合ベンチマークソフト「PCMark 7」によるテストでは、大きな差があらわれた。例えば総合値の「PCMark」の場合、Windows 7の「3709」から、Windows 8では「4380」と18%も向上している。
総合値以外でも、Lightweightは19%ほど、Entertainmentは15%も向上している。一方Creativityは7%ほど低下しているほか、System StorageやComputationはほぼ同等だ。
テスト項目を細かく見てみよう。なお、各項目のテスト内容については、こちらの記事を参照していただきたい。総合テスト(PCMark)の中で明確にパフォーマンスが向上しているのは、「Video transcoding - downscaling」「Image manupulation」「Web browsing」「Data decrypting」の4項目だ。
Video transcodingは「Windows Media Foundation」、Image manupulationは「Windows Imaging Component」、Data decryptingは「Windows Cryptography API」など、いずれもWindowsの機能を用いている。Windows 8ではWindows 7と比べて、これらのAPIがチューンナップされたと予想できる。
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