デノンが贈る、新世代ヘッドフォン+ネット対応オーディオ 第1回
23gの防水&BTイヤフォンから、お値段12万円の最上級モデルまで
デザインと用途を明確にした、デノンの新提案ヘッドフォンを聴く
2012年09月13日 13時00分更新
一気に8製品! 4つのスタイルに合わせたヘッドフォンを展開
7月12日に発表されたデノンのヘッドフォン新製品“Lifestyle Headphone series”は、Hi-Fi機器の伝統的かつ正統的なあり方にとらわれず、これまでにない“ユニークな視点”で、“いい音”と“使いやすさ”の両立を目指した、個性的な製品群となった。
実売1万円台から12万円前後までの幅広いレンジに対して、実に8製品を投入する。形態はオーバーイヤー型、インイヤー型、耳掛け型の3種があり、機能面では通常のパッシブ型に加えてアンプ内蔵のアクティブ型、Bluetooth 3.0対応のワイヤレス型、ノイズキャンセリング型など多彩だ。
Hi-Fiオーディオメーカーとして、いい音を目指すのは当然だが、単一のコンセプトをラインアップ全体に敷衍するのではない、というのが本製品におけるデノンの考え。典型的な4つの利用シーンを想定し、音作りやデザインにも工夫を凝らした。同社が“Classic Headphone”と呼ぶ、従来型製品とは一線を画する印象を与えるものだ。
製品ラインアップ | ||||
---|---|---|---|---|
型番 | AH-D7100EM | AD-D600EM | AH-C400 | AH-W150EM |
シリーズ名 | MUSIC MANIAC |
EXERCISE FREAK |
||
シーン | 音楽鑑賞 | スポーツ | ||
形態 | 密閉型ヘッドフォン | カナル型イヤフォン | 防滴型BTイヤフォン | |
カラバリ | ── | 3色 | ||
価格 | オープンプライス | |||
実売価格 | 12万円前後 | 5万円前後 | 3万5000円前後 | 1万5000円前後 |
製品ラインアップ | ||||
---|---|---|---|---|
型番 | AH-D400EM | AH-C300 | AH-NCW50EM | AH-W200EM |
シリーズ名 | URBAN RAVER |
GROBE CRUISER |
||
シーン | クラブスタイル | 旅行・通勤通学 | ||
形態 | アンプ内蔵ヘッドフォン | カナル型イヤフォン | BT+NCヘッドフォン | BTイヤフォン |
カラバリ | ── | 2色 | ── | |
価格 | オープンプライス | |||
実売価格 | 4万円前後 | 2万5000円前後 | 5万円前後 | 1万8000円前後 |
提案されているスタイルは「MUSIC MANIAC」「EXERCISE FREAK」「URBAN RAVER」「GLOBE CRUISER」の4種類。
ターゲットはその名称が示している。従来のHi-Fiサウンドの延長線上にある“高音質再生”を目指すMUSIC MANIAC、ジョギングやフィットネスといったスポーツを想定したEXERCISE FREAK、クラブミュージックを迫力ある重低音で楽しめるURBAN RAVER、移動中や仕事中などに快適なGLOBE CRUISERという位置付けになっている。
このうちEXERCISE FREAKは防滴型イヤフォン「AH-W150EM」のみの展開だが、ほかの3カテゴリーではヘッドフォンタイプとイヤフォンタイプの2種類が選べる。AH-W150EM、「AH-NCW500」「AH-W200EM」はBluetooth 3.0対応。「AH-NCW500」はノイズキャンセリング、「AH-D400EM」はアンプ内蔵の機種だ。
各機能の有無は、D=密閉オーバーイヤー型、C=カナル型、W=ワイヤレス対応、NC=ノイズキャンセリング対応といった具合に、型番の英字を見れば推測が付く。
さらに全モデルがケーブルのリモコン部または本体にマイクを内蔵し通話が可能。主流になってきたスマートフォンを使ったリスニングにも配慮した仕様である。
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