このページの本文へ

Chrome乗り換え総合案内【初心者~上級者テク完全まとめ】 第1回

今日から始めるChrome!基本の使いこなし術まとめ

2012年09月03日 12時00分更新

文● 小原裕太

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Chromeの魂、アドレスバーを使いこなそう!

 シンプルなインターフェースだけに、余計に目を引くChromeのアドレスバー。実はここにChromeのさまざまな機能が集約されている。URLを打ち込めばウェブページを表示し、キーワードを入力すればウェブ検索できる。また、ウェブページの閲覧履歴にアクセスすることも可能だ。このように、アドレスバーはマルチに使えることから「多機能ワンボックス(オムニボックス)」とも呼ばれている。

 既定の検索エンジンは当然Googleなので、複数キーワードによるAND、OR検索にも対応する。また、Googleサジェストによる候補表示も機能している。まずはアドレスバーの基本的なテクニックから紹介しよう。なおアドレスバーの表示は、虫眼鏡アイコン=サジェストによるキーワードの提案、☆=ブックマークに登録されたウェブページ、白紙アイコン=閲覧履歴からの検索結果だ。

「進む」「戻る」右クリックでページを一気に移動

●ページを「一気に進む」「一気に戻る」方法

 ページを「一気に進みたい」「一気に戻りたい」という場合は、それぞれ「進む」「戻る」ボタンの右クリックで表示されるメニューを使う。「進む」「戻る」ボタンの右クリックメニューから「全履歴を表示」を選択、「Ctrl+H」キーを押すと、より詳細な閲覧履歴を確認できる。


Enter(現在のタブ)、Alt+Enter(新しいタブ)を使い分けよう

●URLを入力したページを新しいタブで開く方法

 アドレスを入力してEnterキーを押せば、現在のウインドウ、タブにそのアドレスのウェブページが表示される。Alt+Enterキーを押せば、同じウインドウの別タブでウェブページが開く。


貼りつけて検索(S)。ショートカットとしておぼえるとラクだ

●現在コピーしているキーワードで検索する方法

 アドレスバーの右クリックメニューで特に便利なのが、「貼り付けて検索(S)」。コピーしたキーワードを貼り付けると同時に検索を実行してくれるので、操作手順がワンステップ節約できる。


だからどうしたと言われてしまいそうだが、アドレスバーで四則計算もできる。数式を入力するとリストに解が表示されるようになっている。演算子やかっこを含む計算やべき算も可能だが、なぜか割り算ができない仕様になっている


アドレスバーから直接YouTubeや価格コムを検索する

 さすがGoogle謹製! と思わずうならされるのは、検索機能のカスタマイズだ。設定画面から既定の検索エンジンをYahoo!JAPANやBingに変更できることはもちろん、YouTubeやNAVER、価格コムなども検索エンジンとして追加できるので、アドレスバーから直接これらのサービス内を検索できる。さらに、キーワード+タブのショートカットキーで、検索時にすばやく任意の検索エンジンに切り替えられるのも便利だ。

●検索エンジンを編集(カスタマイズ)する方法

まずはいつもどおりYouTubeを開いて動画を検索したら、アドレスバーで右クリック。そこから「検索エンジンの編集」を選択する。

ここで「YouTube動画検索」が追加されていることが確認できたらOK(追加されないときはURLをコピペ)。YouTubeで検索するときのキーワードは「youtube.com」だ

YouTubeに指定されていたキーワード「youtube.com」をバーに入力すると、アドレスバー右端にTabキーを押すようメッセージが表示されるので、指示どおりTabキーを押す

検索エンジンが既定のGoogleからYouTubeに一時的に切り替わるので、YouTube内を検索したいキーワードを入力してEnterキーを押す

YouTubeの検索結果が表示される。キーワードに文字数の少ないものを指定すれば、検索エンジンの切り替えはもっとスムーズにできる


Chromeから今見ているページを直接つぶやける!

 検索エンジンの追加機能を応用すれば、アドレスバーに打ち込んだ文章をTwitterに投稿できるようにも設定できる。上と同じ手順で、検索エンジンに「http://twitter.com/home?status=%s」を追加すればOKだ。現在見ているウェブページをタイムライン上で共有したい場合などに役立つテクニックだ(拡張機能を使えばいいのだが、そこはそれ)。

●アドレスバーから直接Twitterに投稿する方法

上と同じく、検索エンジンの編集画面でTwitter用のURLを登録。キーワードは入力しやすいように「tw」とした

キーワードを入力して、Tabキーを押す

このように表示されたら、Twitterに投稿するツイートを入力してEnterキーを押す

入力したツイートがTwitterの投稿ボックスに入力された状態になるので、「ツイート」ボタンをクリックして投稿する。なお、事前にウェブページからTwitterにログインしておく必要がある


上級者向け:アドレスバーからChromeの隠し機能にアクセスする

 Chromeにはさまざまな隠し機能や隠し設定が用意されているものの、セキュリティーや安定運用の面から、それらは普段ユーザーの目に触れないよう、文字どおり隠されている。これらの隠された項目を白日の下にさらけ出す「おまじない」が、アドレスバーに「chrome://flags/」と入力してEnterキーを押すことだ。

 表示されるのは基本的に開発者向け機能のディップスイッチ群だが、タッチスクリーン向けのユーザーインターフェースの有効/無効を切り替えられるなど、一般ユーザーに恩恵のあるものもある。なお、この「chrome://」で始まるURLを「特殊URL(Chrome URLs)」と呼ぶ。

いずれ正式採用されるかもしれないし、されないかもしれない、Chromeの隠し設定を表示するには、「chrome://flags/」と打ち込む。設定変更はくれぐれも自己責任で

「chrome://chrome-urls/」と打ち込めば、特殊URLが一覧表示される。特殊URLの中には、拡張機能の管理ができるページや、通信・インターネット接続状況を確認できるものなどがある

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン