Q8 メールとスケジュールのクライアントはついてるの?
Windows XPでは「Outlook Express」、Windows Vistaでは「Windowsメール」が標準メールクライアント(以下メーラー)としてOSに同梱されていたが、Windows 7ではOS付属メーラーがなくなった。Windows 8では、Windowsストアスタイルベースの「メール」と、スケジューラーの「カレンダー」が加わった。
メールはOutlookやWindows Liveメール(Hotmail)、Google以外にも、IMAPを使うメールアカウントなら追加できる(POP3は不可)。カレンダーはOutlook/Windows Live/Googleからの同期が可能で、複数のスケジュールを色分けして表示できる。
メールを受信すると、Windows 8の通知機能で通知してくれるので、この部分の使い勝手はかなり良くなったと言えるだろう。
Q9 アンチウイルスソフトはついているの?
従来からある「Windows Defender」の中に、「ウイルスおよびスパイウェアの定義」という項目が含まれているので、簡易的なアンチウイルス機能が含まれている。ただし細かい設定はできないので、マイクロソフトのセキュリティーソフト「Security Essentials」よりも簡易になっている。
「アクションセンター」にも、Windows Defenderがウイルス対策を担っているという記載がある。また、Internet Explorer 10に組み込まれた「Windows SmartScreen」機能により、インターネットからダウンロードされたアプリケーションのオンラインチェックが、自動的に行なわれるようになっている(オフにもできる)。
Q10 10月の発売日まで待てない!
今すぐWindows 8を試す方法はないの?
「Windows 8 evaluation for developers」という評価版があり、Windows 8 Enterpriseをインストール後90日間試用できる。今回の特集でも、TechNetで提供されているRTM版と評価版を両方使用している。「developers」と言っても開発者しか使えないわけではなく、Microsoftアカウントがあればダウンロード可能だ。
ただし、この評価版をこのまま正式版にすることはできないので、テスト環境用としてしか利用できない。また、Windows 7 UltimateからWindows 8 Enterpriseへのアップグレードインストールはできなかった。
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次回の特集2回目では、さまざまなパソコンにWindows 8をインストールしてみて、正常に動くかどうかを検証するインストール実験をお送りする。
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