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RTM版で最終チェック ここが知りたい!Windows 8特集 第1回

これだけは知っておきたいWindows 8 10の疑問

2012年08月27日 12時00分更新

文● 小林哲雄

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Q8 メールとスケジュールのクライアントはついてるの?

Windows 8に含まれる標準メーラー「メール」

 Windows XPでは「Outlook Express」、Windows Vistaでは「Windowsメール」が標準メールクライアント(以下メーラー)としてOSに同梱されていたが、Windows 7ではOS付属メーラーがなくなった。Windows 8では、Windowsストアスタイルベースの「メール」と、スケジューラーの「カレンダー」が加わった。

 メールはOutlookやWindows Liveメール(Hotmail)、Google以外にも、IMAPを使うメールアカウントなら追加できる(POP3は不可)。カレンダーはOutlook/Windows Live/Googleからの同期が可能で、複数のスケジュールを色分けして表示できる。

 メールを受信すると、Windows 8の通知機能で通知してくれるので、この部分の使い勝手はかなり良くなったと言えるだろう。

Q9 アンチウイルスソフトはついているの?

Windows Defenderにアンチウイルス機能が加わり、最低限のセキュリティー確保ができるようになっている。ただしあくまで最低限

 従来からある「Windows Defender」の中に、「ウイルスおよびスパイウェアの定義」という項目が含まれているので、簡易的なアンチウイルス機能が含まれている。ただし細かい設定はできないので、マイクロソフトのセキュリティーソフト「Security Essentials」よりも簡易になっている。

 「アクションセンター」にも、Windows Defenderがウイルス対策を担っているという記載がある。また、Internet Explorer 10に組み込まれた「Windows SmartScreen」機能により、インターネットからダウンロードされたアプリケーションのオンラインチェックが、自動的に行なわれるようになっている(オフにもできる)。

「Windows SmartScreen」では、アプリケーションを実行する前にファイルの情報をマイクロソフトに送って確認する

Q10 10月の発売日まで待てない!
今すぐWindows 8を試す方法はないの?

開発者向けの試用版だが、Microsoftアカウントがあれば誰でもダウンロード可能。画面は英語表記だが、日本版をダウンロードできる

 「Windows 8 evaluation for developers」という評価版があり、Windows 8 Enterpriseをインストール後90日間試用できる。今回の特集でも、TechNetで提供されているRTM版と評価版を両方使用している。「developers」と言っても開発者しか使えないわけではなく、Microsoftアカウントがあればダウンロード可能だ。

 ただし、この評価版をこのまま正式版にすることはできないので、テスト環境用としてしか利用できない。また、Windows 7 UltimateからWindows 8 Enterpriseへのアップグレードインストールはできなかった。

試用版であることが、デスクトップ画面右下のウォーターマークで判別できる。日数はカウントダウンされている

 次回の特集2回目では、さまざまなパソコンにWindows 8をインストールしてみて、正常に動くかどうかを検証するインストール実験をお送りする。

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