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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第6回

S III/HTC J/AQUOS PHONE Xx、3強スマホのスピード比較

2012年08月20日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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スクロールテストではHTC Jが5秒台へ突入!
意外とGALAXY S IIIが苦戦

 まずはタッチ操作のスクロール速度をチェック。テスト方法はGmailの受信メールを片手でスクロールし500通目を何秒で見られるかで判断する。今回はどの機種もAndroid 4.0なのでGmailアプリのスクロール方法にも違いは無い。

 その結果が以下の通りだ。

  GALAXY S III HTC J AQUOS PHONE Xx
最速タイム 10秒7 5秒4 6秒7
平均タイム 17秒7 6秒4 6秒9

 最速値と3回計測した際の平均値を掲載している。HTC Jが最速5秒4を達成。平均値も6秒台。前回のサイクルで最速だった、URBANO PROGRESSOと比べても1秒ほど速い。スクロールでも速度差は生じた。HTC Jはスクロールの後半で操作の引っ掛かりを強く感じたが、それでも最速となった。

 HTC Jに続くのがAQUOS PHONE Xxでこちらは6秒台。引っ掛かりの頻度自体はとても少なく滑らかにスクロールしている印象。体感だけならAQUOS PHONE XxのほうがHTC Jよりも速いのでは?と思っていた。

 最速値が10秒台、平均値では17秒台というGALAXY S IIIは意外な大差での敗北となった。どうも画面が大きいせいか(とはいえAQUOS PHONE Xxとそう変わらないのだが)、指の動きが足りないのか、1回の操作では大きく画面を動かせず、すぐにスクロールが止まる印象だ。両手持ちで指をもっと大きく動かせる場合は違う結果になるかもしれない。

文字入力速度ではGALAXY S IIIが勝利!
3機種ともやはり速い入力が可能

 文字入力の文面も前回のサイクルと同じで、以下の文面を片手入力する。

「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

 フリック入力で3回計測、Gmailの新規作成画面で行なうのも変わらない。変換も予測変換ではなく、文字を全部入力してからの変換としている。

  GALAXY S III HTC J AQUOS PHONE Xx
入力プログラム iWnn IME for Samsung iWnn iWnn IME SH edition
最速タイム 55秒2 1分4秒5 1分2秒9
平均タイム 58秒7 1分6秒6 1分6秒0

 このテストではGALAXY S IIIの圧勝だ。最速値は55秒台。平均でも1分を切っている。大画面ゆえに右手の親指から一番遠くなってしまう「あ」を始め、変換候補の選択、文字種類の切り替えは指が届きにくい。また英数字の入力ではQWERTYキー表示のため、やはり入力し辛く感じたのだが、誤入力はなく、フリックの反応も抜群に良いため、少々の不利はあっさり乗り越えたようだ。

いずれもiWnn系のプログラムを用いるため、見た目や若干の機能差はあれど、基本的な機能は同じ

 続くのは1分2秒台を記録したAQUOS PHONE Xx。GALAXY S IIIと画面サイズはそれほど変わらないわりには、どのボタンにも指が届く感じでフリックもしやすい。誤入力も少なく操作が快適だ。

 1分4秒台となったHTC Jは画面が小さいせいかテンキーの表示部分が窮屈に感じる。またフリック操作などをしているときにディスプレー下のタッチキー(ホームなど)部分に触れてしまうのがマイナスとなった。ただし、前回のサイクルで紹介した機種より、いずれも高速な結果となった。

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