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T教授の「戦略的衝動買い」 第205回

プロジェクター内蔵ケータイ「GALAXY Beam」を衝動買い

2012年08月17日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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指先で描いた絵がそのまま投影される「Quick pad」など
利用に応じた投影出力オプションを用意

 では、ここで肝心のプロジェクション機能にも簡単に触れておこう。プロジェクション機能をオンにするには、セキュリティーロックを解除し、端末が操作可能な状態で、本体右側最上部のプロジェクターオン・オフボタンを長押しする。

プロジェクターオン・オフスイッチを長押しすれば即プロジェクターから投影される

プロジェクターの各種オプション設定は、左列下から2番目のDLP Projectorアイコンをクリックすれば起動する

 液晶画面に表示される「Projector On」と同時に、液晶上にはピント調整用のスライドバーや画面の縦横切り替えアイコンなどのコントロール画面が表示される。もちろんその液晶画面上とまったく同じ内容がプロジェクター機能で同時出力されるので壁面に投影された画面を見ながらピント調整などを行なうこともできる。

起動すると、一番下の隠れて見えないHELPメニューを含め、全部で8個のサブメニューが表示される

スライドバーで簡単にピント調整ができる。縦位置で投影するか横位置で投影するかを選べば初期設定は終了。あとはコンテンツをチョイスするだけ

 GALAXY Beamのプロジェクター表示には、ユーザーの利便性を考えていくつかの“投影出力オプション”メニューが用意されている。指先で液晶画面上に描いた図や文字がそのままプロジェクションされる「Quick pad」や、内蔵カメラで捉えた立体物や図、書類などをそのままスルーでプロジェクションする“書画カメラ”のような「Visual presenter」。

プロジェクターの明るさもスライドバーで設定する。明るいと当然バッテリー消費も多い

どんな画面にも指先でカラフルに書き込める「Quick pad」機能

 GALAXY Beamの本体メモリーやmicroSDカード内に保存したアニメーションや写真、ビデオなどを再生プロジェクションする「Ambience mode」。GALAXY Beamを夜間のタクシーの後部座席や寝室で、ただの懐中電灯として使うちょっとおバカだが実用的な「Torch light」。

ボリューム調整をして、ビデオや静止画、写真などのコンテンツを呼び出して投影、プレゼンできる「Ambience mode」

PCで作成したプレゼン資料をPDF化して表示してみた。簡単なプレゼンテーションならGALAXY Beamだけでも十分可能だ

ミュージックビデオクリップも室内照明を落とせばかなりのクオリティーで観られる

太陽がさんさんと照る日中でもカーテンを閉めれば、白いダンボールのスクリーンでもそれなりに観られる

 最後に、自宅や出張先のホテルで、目覚まし時計として好きなBGMとワイフや彼女、娘、孫、ペットなどの写真を組み合わせて、天井や壁面などにプロジェクションする「Briefing」機能がある。明るさ15ルーメンというスペックは決して明るいプロジェクターではないが、それなりに暗い部屋やカーテンをある程度閉めた室内なら実用範囲であることは間違いない。

希望の時刻に好きなBGM、好きな写真をホテルや自室の天井や壁面に投影して目覚まし時計にも活用できる「Briefing」機能

 何よりも、GALAXY Beam以外、ほかに何も持たなくても、即座にいつでもどこでもプレゼンテーションできる環境は極めて有用で便利だ。出先には常にマットな白い壁面が用意されていればよりグッドだが、どこに行くにも白いブラウスの似合う背中のラインがキレイな美人秘書が一緒なら、それ以上の贅沢はないだろう。誠に残念だが、実際の投影写真は、彼女から“掲載不可”を言い渡されたので、残念だが個人の楽しみとしてとっておくしかない。


T教授

今回の衝動買い

アイテム:サムスン電子「GALAXY Beam
価格:Expansysにて4万円前後で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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