メモリーバス幅の足かせは意外と重い
次は重量級ゲーム「Battlefield 3」によるテストだ。設定は解像度1920×1080ドット、画質「最高」の状態でキャンペーン4面開始時のシーケンスのfpsを「Fraps」で測定している。
このテストでは、3DMark11よりもGTX560Ti寄りの性能になっている。メモリーバス幅が狭まりROP数も減ったことで、負荷の重いアンチエイリアスなどの処理に足をとられ、fpsが出にくくなったと推測できる。 またGTX670やHD7970には負けるが、HD7950には20%程度の差をつけて勝っているという点にも注目。前者の敗因はメモリーバス幅の差、後者の勝因はメモリーバス幅のハンデをKeplerアーキテクチャがカバーできた、という風に考えられる。
負荷が軽いほどGTX560Ti寄りに
ここではGTX560Tiとのfpsの比に注目してみたい。Battlefield 3では1:1.6~1.7程度、つまり60~70%のfps上乗せが発生していたのに対し、こちらのテストではGTX560Ti寄り、1:1.4~1:1.6まで下がっている。ややオーバースペックな感じだが、SKYRIMにModをテンコ盛りで遊びたいという人には、これくらい余裕があったほうが心置きなく楽しめるというものだろう。
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