1TB HDD&ダブルチューナー搭載で満足価格!?
バッファロー「DVR-W1V2」
続いてはバッファローの「DVR-W1V2」(実売価格2万5000円前後)。こちらもデジタルチューナーベースの製品に近いが、1TBのHDDを内蔵したダブルチューナーモデル。USB HDDの増設にも対応しており、価格を考えると満足度は高い。
本体サイズは幅242mmとコンパクトで、HDDも内蔵しているため薄型テレビの側やPC用モニターの近くなど、置き場所に困ることはないだろう。
前面にはLED表示しかないが、電源のほか、HDDの残量表示もあるので、内蔵HDDが一杯になってしまったのを見落とす心配がないのは便利だ。
こちらも機能的にはシンプルで、2つまでの同時間帯の録画はできるものの、録画モードは放送そのままのDR録画のみ。電子番組表を使っての録画予約のほか、予約確認や予約キャンセル、内蔵およびUSB HDDの番組リスト表示でも、編集などは行なえず、不要な番組を消去するか、内蔵←→外付けUSB HDD間でのムーブができるだけだ。
torneに迫る快速EPGにびっくり!!
ちょっと驚かされたのが電子番組表。まず、表示が0秒33と超高速。番組タイトルのみのシンプルな表示なので当然とも言えるが、9ch表示と十分な情報量があるのでそれなりに使いやすい。
そして、スクロール速度が恐ろしく速い。これより速いのはソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション3用地デジキット「torne」の番組表だけだろう。
間違いなく本特集で紹介したBDレコーダーのどのモデルよりも速い。番組検索機能などはなく、番組探しは番組表をスクロールして探すのみなので、スクロールが速いというのはかなりの武器になる。
ちなみに、起動時間は5秒台で十分に実用レベルだし、機能がシンプルなので動作もキビキビとしてストレスなく使える。
惜しいのはやはり画質。こちらはノイズ感の少ない見やすい画質傾向だが、ハイビジョン放送と考えるとややソフトで、ディテールが埋もれがち。
色も薄味でもうちょっと鮮やかな再現がほしくなる。低価格モデルで画質に厳しい評価を下すのはおかしいかもしれないが、録画機器のチューナー画質は言わば源流であり、精細度や色再現などは、テレビ側の高画質回路でもフォローしきれない部分だからだ。
総合評価
機能性:★★★★(4)
使いやすさ:★★★★★★★(7)
拡張性:★★★★★(5)
画質・音質:★★(2)
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