【選択ポイント1】「見やすさ」と「携帯性」のどちらを選ぶ?
まずはサイズと重量からチェック。現在、タブレットのサイズは、10インチ前後と7インチ前後が主流だ。10インチ級の筆頭は、もちろんアップルの「iPad」。最新モデルの「The new iPad」は9.7インチで、2048×1536ドット表示のRetinaディスプレーを採用しており、高精細で流麗な表現力が特徴だ。大画面で表示できる情報が多く、しかも高画質である点が特徴だ。
今回ピックアップしたモデルの中では、12モデル中、10インチ級のモデルは8モデルを占め、全体の3分の2が10インチ級ということになる。
10インチ級の画面解像度はいまのところ1280×800ドットが中心。とはいえ7月に日本エイサーからフルHD対応の「ICONIA TAB A700」がリリースされるなど、高精細化は進んでいる。
対して7インチ級は、800×600ドットから1280×800ドットまでバラエティに富んでいる。有機ELを採用した東芝の「REGZA Tablet AT570」といった機種もある。解像度だけではなく、使用する表示デバイスの種類も画質に大きく影響するためこだわって選びたい。
大画面化すればその分だけ携帯性の面では不利と考えるユーザーもいるかもしれない。重量で比較すると、10インチ級で600g前後、7インチ級では350g前後のモデルが多い。モデルによるが、重量では7インチ級のほうが30パーセントほど軽量だ。
タブレットの重量 | ||
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本体サイズ | 10インチ級 | 7インチ級 |
最軽量 | 590g | 325g |
最大重量 | 1000g | 482g |
平均重量 | 660.125g | 382.5g |
10インチ級・7インチ級のどちらを選択するかは、「見やすさを重視するのか」「携帯性を重視するのか」によって変わってくるが、中には10インチ級でも薄型にして軽量化を図る、7インチ級でも解像度の高い液晶を装備し高精細というモデルもあるので、実機に触れつつ自分のフィーリングにあったものを選ぶといいだろう。