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第4世代に突入、さらに進化を遂げたゲーミングノート「ALIENWARE M18x」 第2回

3DゲームがフルHDで滑らか! ベンチで見る「ALIENWARE M18x」 (2/3)

2012年08月14日 11時00分更新

文● 芹澤正芳

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すべてがデスクトップ級! ゲーミングPCならではの高性能

 「ALIENWARE M18x」は、大型ワイド液晶、ゲームをプレイしやすいキーボード、任意のキー操作をマクロとして登録可能な専用キー、足音などFPSやTPSの対戦において重要となる環境音の強調を可能にするサウンド機能を採用。しかもHDMIの入力端子も備えているため家庭用ゲーム機の接続も可能と、PCゲームだけではなく、“ゲーム”全体の旗艦として活躍できるのが大きな魅力。その心臓部といえるスペックもデスクトップ級だ。

 今回試用したALIENWARE M18xのスペックは、CPUはクアッドコアのCore i7-3720QM(2.60GHz、TurboBoost時で最大3.60GHz)、メモリーは8GB、ストレージは64GBのSSD(システム用mSATA)と1TBのHDD、グラフィックはRadeon HD 7970MのCrossFireXとなっている。なお、ストレージの組み合わせは原稿執筆時点(2012年8月13日現在)では選択できないので、ベンチマークなどの結果は参考としてほしい。

試用機の主なスペック
製品名 ALIENWARE M18x
CPU Intel Core i7-3720QM(2.6GHz)
メインメモリー 8GB 1600MHz
ディスプレー(最大解像度) 18.4型ワイド(1920×1080ドット)
グラフィックス機能 AMD Radeon HD 7970M(2GB)×2(CrossFireX)
ストレージ 64GB SSD(mSATA)+1TB HDD(毎分7200回転)
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit)

 まずはCPUに注目しよう。Core i7-3720QMはクアッドコアで、さらにインテル ハイパースレッディング・テクノロジーに対応しているため、最大8スレッドまで処理できる。CPUの演算性能を比較するのに定番となっている「CINEBENCH R11.5」を実行したところ、8スレッドでのスコアは6.825pts、1コアでのスコアは1.47ptsと、8スレッド時は1コア時よりも約4.6倍のスコアとなった。8スレッドが有効に機能しているのがだろう。

 動画編集、エンコードなど高いスペックを要求するソフトは、マルチスレッドへの対応が当たり前となっているだけに、ALIENWARE M18xはゲームだけではなく、動画や画像処理においても活躍が可能といえる。

CINEBENCH R11.5
マルチスレッド 6.825pts
1スレッド 1.47pts

「Windows エクスペリエンスインデックス」は、なんと「7.6」

 次はWindows 7の快適さの指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」をチェックしよう。すべてが7点台の後半と軒並み高い数値。ノートPCながら、グラフィック関係は「7.9」と最高値を記録している。

Windows エクスペリエンスインデックスは「7.6」。並みのデスクトップ以上の性能だ

 続いて、グラフィックの性能をチェックだ。Radeon HD 7970Mは、AMDのモバイル向けGPUで最上位に位置するハイエンドモデル。それを2基搭載するCrossFireX仕様と、ノートPCとしては最高峰のスペックといっていいだろう。また、H.264、VC-1、MPEG-2、MPEG-4、Adobe Flashなど、各種動画の再生をGPU側で行なう「UVD」を備えており、ハイビジョン画質の動画もほとんどCPUに負荷なく再生できるのも魅力。

 実際に、YouTubeのフルHD動画を再生したところ、CPUの使用率は2〜5%程度と非常に低い数値となった。動画を再生しながら、ほかの作業もラクラクとこなせるだろう。

YouTubeのフルHD動画の再生時でもCPU使用率は2〜5%程度

デル株式会社

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