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電アス・ゲーム部 第18回

いつから中二病がカッコ悪いと錯覚していた?

【G-net出張所】14歳当時の気持ちを思い出すAVG『Dies irae』を紹介

2012年08月14日 11時00分更新

文● 電撃オンライン編集部 ごえもん

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中二病という言葉で片付けられない。“マジ”だからこそカッコいい

ヒロインの軍服姿がまぶしいパッケージ。

 『Dies irae ~Amantes amentes~』は、2012年6月にlightから発売されたPSP用ソフトのPC移植版です。元々は、2009年に発売された美少女ゲームの移植作で、もっと言うと初出は2007年で……まあ詳しいお話は電撃オンラインの紹介記事でご確認ください(笑)。他にも、レビューやシナリオライター・正田祟さんのインタビューなども掲載しているので、そちらもぜひ!

 物語を簡単に説明すると、平和な日常を愛する主人公・藤井蓮が、1945年からよみがえった超人たち“聖槍十三騎士団”に襲われ、ピンチになった時に“とある特殊能力”に目覚めます。その能力を使って、大切なものを守るために“聖槍十三騎士団”と戦うことになる、という感じです。

“聖槍十三騎士団”の面々には、基本的に特殊能力以外の方法では傷を付けられないという設定。

 キャラクターごとに固有の能力があったり、必殺技発動時に詠唱したり、強く思えば思うほど、頭がおかしくなるくらい願えば願うほど能力が強くなったり――。こんないかにもな中二病設定が多いので、「ハイハイ、中二病乙」なんて思ってしまう人もいるでしょう。

 でも、いつから“中二病”という言葉がネガティブな意味を含むようになったのでしょうか? 見出しでも書いたように、このゲームをプレイすれば「いつから中二病がカッコ悪いと錯覚していた?」と感じられるはず。とにかく登場キャラたちがカッコいいんです。男の子が成長する過程で、必ず一度は地上最強を目指すことと思いますが、本作をプレイすればその時の気持ちを思い出せます。

詠唱はその人物の渇望(ねがい)。心が折れる、それすなわち敗北です。

 とにかく1つ言えるのは、登場人物たちの誰もが“本気だ”、ということです。中二病設定だから恥ずかしい、なんてくだらない気持ちは捨てて、物語を楽しんでみてください。彼らの“本気”にあてられて、気持ちが高ぶるはずです!

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