Blu-ray Discレコーダーは昨年あたりから、エントリーモデルならば5万円を切る価格となり、現在は実売3万円台で手に入るようになってきた。価格の高さを理由にBDレコを諦めていた人にとっては朗報と言えるだろう。
というわけで、今回はそんなエントリーなBDレコがどこまで使えるものかチェックする。特集の第1回では、3万円台のエントリーモデルをピックアップし、その実力や使い勝手を見ていくことにする。
テレビ録画の基本的な機能は
エントリー機も高級機も大きな差はない!
メーカー各社のBDレコのラインナップを見ていくと、実売3万円台のエントリーから、20万円を超える高級モデルまで価格差は幅広い。価格差に反映される大きな違いは、以前はHDD容量が大きかった。
現在も高級モデルでは2TBや3TBと大容量化される傾向にあるものの、HDD自体の価格が安くなったため、エントリー機でも500GBを搭載するなど中級モデルと変わらない容量になっている。
次に内蔵チューナー数だ。エントリー機は多くがシングルチューナーで同じ時間帯の番組をひとつしか録れない。ダブルチューナー機やラインナップが増えている3チューナー機の方が同時にたくさんの番組を録りたい人には便利なことは間違いない。ただし、実売3万円台のダブルチューナー機も数こそ少ないがゼロではない。
このほか、テレビ録画以外の機能として、最近話題になることの多いスマホ連携機能(DLNA配信や番組持ち出しなど)、インターネットの動画サービスなどを楽しめるネットワーク機能、HDビデオカメラの取り込みなどの機能がある。これらの機能についてはエントリー機では省略される傾向にある。
エントリー機の傾向をまとめると、さほど多彩な機能が盛り込まれているわけではないが、少なくともテレビ録画に関しては大きな差はないと言っていい。第一の目的が手軽にテレビ録画をしたいというものならば、実用上ほとんど気にする必要はないということだ。
まずは、編集部で探した実売3万円台で手に入るモデルについての主要なスペックを簡単にまとめておこう。
編集部チョイスはこの3台!
スペック比較表
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