ハーマン、渾身のBluetoothヘッドホン「harman/kardon BT」
AKG音質+apt-Xが最強!超実用的なワイヤレスヘッドホン
2012年08月11日 12時00分更新
ヘッドホンそのものとしての素晴らしい性能
興奮してきましたので、まずヘッドホンとしての素性を説明しましょう。ご覧の通りの、オーバーヘッドバンドで、アラウンドイヤー型の密閉型。イヤーパッドが耳の外側を覆うタイプで、しっかり遮音します。
AKGのヘッドホン同様、ヘッドバンド長の調整機構はなく、ヘッドホンの自重とパッド自体の張力で頭にフィットさせる逆ハンモック式です。ただ、バンドが伸び縮みする限界があるので、頭の大きな人向けに一回り大きなヘッドバンドが付属していて、それに交換するとフィットする範囲を調整できます。なお、私は一般的に言っても頭の大きな人間ですが、デフォルトで付いている標準サイズで間に合いました。
ヘッドバンドのクランプ力、いわゆる側圧はかなり高いほうですが、それほど装着快適性を犠牲にしていません。というのも、この長方形の独特の形状に合わせて、イヤーパッドもデザインされており、通常の丸型よりも人体に接する面積が広いからではないか、と推測します。頭というのは縦に長いので、この形状は実は合理的なのではないでしょうか。ただし、これも側頭部の形状によると思われますし、長時間の装用で高い側圧に負ける人もいるかもしれません。
この長方形の形状は、実はiPhone4/4Sをイメージした形かもしれません。ハウジングを支える金属パーツが外周を覆っているところはそっくりです。つや消し処理された金属パーツの質感にしても、アルミ素材を使った最近のApple製品のテイストに近いところがあるかも……。
harman/kardon BTはマイクを内蔵していて、ヘッドセットとしても使えます。ハーマン側もiOS 4.3.1以降のiPhoneやiPad、iPod Touchに対応すると公式に言っているので、デザインも含めてApple製品にターゲットを合わせてきた印象はあります。harman/kardon BTは、iOS機器と接続した場合はAACコーデックでストリーミングされるようです。