このページの本文へ

価格大暴落!!  今買わずして、いつ買う激安SSD

お買い得?! 1万円アンダーで買える激安SSDの性能を徹底チェック

2012年08月11日 12時00分更新

文● 藤田 忠

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ますは単体のアクセス速度をテスト

 厳選した激安SSD5製品の性能を定番ストレージベンチマークソフト「CrystalDiskMark 3.0.1」と「AS SSD Benchmark(1.6.4237.30508)」で測ってみよう。計測環境はCPUに「Core i5-3570K」(3.4GHz)、マザーボードに「Z77」を搭載するASRock「Z77 Extreme4」を使用。システム起動用に1TBプラッターを採用する7200回転のSeagate「ST2000DM001」を搭載し、SSDには何もデータが入っていない状態で計測を行なっている。

テスト環境
CPU Intel 「Core i5-3570K」(3.4GHz)
マザーボード ASRock「Z77 Extreme4」(Intel Z77 Express)
メモリー PC3-12800 8GB×2枚
グラフィックス 「Intel HD Graphics 4000」(CPU内蔵)
HDD Seagate「ST2000DM001」(2TB)
電源ユニット オウルテック「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD)
OS Windows 7 Ultimate SP1(64bit)

60GBクラスはド定番のCrucialでキマリ

Crucial「CT064M4SSD2」

Intel「SSDSC2CT060A3K5」

参考比較用のSeagate製HDD「ST2000DM001」

 SandForceコントローラーの圧縮機能が働かないランダムテストデータによる計測のため、Intel「SSDSC2CT060A3K5」はCrucial「CT064M4SSD2」に大きく負けてしまっている。
 特筆は「CT064M4SSD2」のシーケンシャルリード速度で、今回試した5製品のなかでは最も高速な523MB/s(CrystalDiskMark)をマークしている。両製品ともにシーケンシャルライトの値は、1TBプラッターを採用する7200回転のSeagate「ST2000DM001」を下回っているが、ランダムライトの「4K」やNCQ機能を使った「4KQD32」は、さすがSSDといった数値になっている。

コスパ抜群の「SSD 830」と最速の「M5P」が◎

Samsung「MZ-7PC128」

Plextor「PX-128M5S」

Plextor「PX-128M5P」

 Samsung「MZ-7PC128」は、ランダムライトの「4KQD32」が120MB/s前後と遅めだが、そのほかのアクセス速度はかなり優秀。コストを抑えつつ、十分な速度と容量を手にできる秀逸な一品になっている。
 Plextor勢は、コストパフォーマンスの面こそ、「MZ-7PC128」に負けるが、アクセス速度はスキのないバランス良い数値になっている。とくに注目なのは「PX-128M5P」の数値で、1万円こそ超えてしまうが、文句の付けようのない最速のアクセス速度を叩き出している。最速環境を目指すなら、確実に「PX-128M5P」は買いと言えるだろう。
 「PX-128M5S」は、決して低速なわけではないものの、今回試した128GBモデルのなかでは、若干魅力が乏しいので、RAID 0構築時の価格性能比に期待したい。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中