T教授の「戦略的衝動買い」 第204回

閲覧注意！　G型ラジコン「アイツがブイブイ」を想定衝動買い

充電時間は20分～30分
カサカサ動く仕草がポイント

　充電操作は20～30分で終了し、数分近く“アイツ”を走行させることができる。ところで、ぎこちなく前に後ろに走る“アイツ”は一体何者なのか気になるところだが、筆者の想像では、（「ゴキブリ」＋「ホタル」＋「カブトムシ」＋「セミ」）÷4の昆虫もどきの「アイツ的」生き物だ。

アイツのリモコンには、スライド操作で伸び出してくるUSBプラグが内蔵されている

パソコンのUSBコネクターから30分ほどで簡単に充電できる

「アイツがブイブイ」の走行シーン

　すでに市場には、本物よりサイズ的には大きいが、明らかに“アイツ”より似た“アイツ”と思しき同様のガジェットである「ゴキラジ」が先行発売中だ。そんな市場に後から参入するには、明らかに違った戦略が必要なことは明確だ。そのアイデアが明確に固有名詞を使用しない“アイツ”的表現術なのだ。

アイツは2本のネジでオープンして見ることができる。充電池、赤外線受信機、6足走行メカが入っている

　誰がどこからどう見ても、「ゴキラジ」と「アイツがブイブイ」は、元は同じメーカーの商品だ。“アイツ”と言えば皆んなが同じ物を想像するマーケットにおける成功の法則だ。ゴキラジを探して秋葉原をさまよっていた筆者は、「アイツがブイブイ」を発見した時、本来の目的だった「ゴキラジ」のことはきれいサッパリ忘れて、「アイツがブイブイ」を抱えてレジに走ってしまった。それほど、“アイツ”という不明確な表現は、不明確であればあるほど強力なのだ。

パソコン以外に、市販のUSB-ACアダプターからも充電は可能だ

今回の衝動買い

アイテム：ユーレックス「アイツがブイブイ」
価格：GENO秋葉原にて1680円で購入

T教授

　日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
　T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。