OSDはなし、画質調整には
カラーキャリブレーションツールが必須
ZR2740wは入力端子として、デュアルリンクDVI-DとDisplayPortをひとつずつ搭載する。入力が2系統しかないことはやや残念だ。なお、DisplayPortは10bit入力に対応しており、最大10億7000万色表示が可能である(グラフィックボードとOS、アプリケーションの対応が必要)。また、4ポートのUSB 2.0ハブ機能を搭載していることも特徴だ。
操作ボタンは、前面右下に3つ用意されているが、OSD機能は一切用意されておらず、本体で調整できるのは輝度のみという、割り切った仕様になっている。左端のボタンは入力切り替えボタンで、その右の2つが輝度調整用ボタンである。最低輝度または最高輝度まで調整ボタンを押し続けると、右端の電源LEDが点滅するが、OSD的な機能がないため、現在の輝度が何段階中のいくつであるのか知ることができないのはやはり不親切だ。画質の調整には別途、カラーキャリブレーションツールを用意する必要がある点も、プロフェッショナル向け製品という割り切りだろうか。
ZR2740wはプロフェッショナル製品ということもあり、OSDがない割り切った仕様で、入力端子が2系統しかないことがやや残念だ。一方でスタンドの安定感が高く、安心して利用できる。同社の直販サイト「HP Directplus」での直販価格は6万5100円だが、店頭では6万円を切って販売されているところもある。WQHDの超高解像度環境を、手頃な価格で実現したいという人にお勧めだ。
ZR2740w の主な仕様 | |
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パネルサイズ | 27型ワイド IPS液晶パネル(ノングレア) |
解像度 | 2560×1440ドット |
視野角 | 左右178度、上下178度 |
最大輝度 | 380cd/m2 |
コントラスト | 1000:1 |
応答速度 | 14ms |
映像入力 | DVI-D、DisplayPort |
サイズ | 幅646×奥行き235×高さ440mm(スタンド含む) |
質量 | 約10.5kg |
価格 | オープンプライス(実売価格 6万5100円前後) |
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