このページの本文へ

柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第125回

USB冷却グッズを使いこなして暑い夏を快適に乗り切る技

2012年08月08日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

気化熱で冷えるポータブル冷風扇風機で涼む

 屋内に入って太陽光から逃げられたとしても、エアコンが効いてなければサウナ状態。歩いてきた分、どっと汗が噴き出す。そこで活躍するのがポータブル扇風機だ。乾電池やモバイルバッテリーで小さなファンを回し、風に当たれるのだ。手持ちのUSB扇風機はいくつかあるが、なかでもお勧めなのが「ポータブル水冷クーラー」だ。スポンジを濡らして吸気口にセットすることで、水が蒸発するときの気化熱を利用し、冷たい空気を送り出すことができる。

 実際、濡らしていないときよりも、温度が下がっているので効果を実感できる。風量も大きいので、とても涼しい。本体をそのままテーブルなどに置けば自立するので、両手が空くのも助かる。送風口の向きは動かせるので、顔に当たるように調整できる。

 ファンの動作音は多少耳に付くものの、ポータブル扇風機を使うシチュエーションでは気にならないだろう。扇ぐのに力を使ううちわや扇子と違って、何もせずに涼めるのはとてもラク。本体サイズはW60×D94×H175mm、重量は270gとそこそこ大きいが、バッグに入れておきたいアイテムと言える。電源はUSB駆動するほか、単3乾電池4本でも動作するのでモバイルバッテリーが切れても利用できる。

気化熱を利用して冷風を送り出す「ポータブル水冷クーラー」(HNWAARCN)。価格は1480円(現在はセール中で980円!)

スポンジを水で濡らす。水を入れる小瓶は付属している

モバイルバッテリーにつないだUSBケーブルを接続する

冷たい風が吹き付ける

乾電池でも動作する

最大で350ml缶を2本冷やせる
ペルチェ素子を利用した卓上冷温庫

 仕事中は常に飲み物を飲んでいるのだが、すぐに飲み物がぬるくなってしまうのが困りもの。お茶ならまだしも、ジュースだと一気に飲みづらくなってしまう。とはいえ、いちいち冷蔵庫に入れに行くのも面倒くさい。そこで活躍するのが、「USBホットしてクールBOX」。USB接続で動作する卓上の冷温庫だ。

 電気を流す方向により冷却面と放熱面が逆になるペルチェ素子を搭載し、冷蔵庫にも保温庫にもなるのが特徴。保冷は10度前後、保温は50度前後になる。10度といっても、夏の室温よりはずいぶん低いので、ぬるくなる時間は格段に延びる。

 350mlの缶なら2本縦に収納でき、330mlの瓶なども入れられる。ペルチェ素子は本体下部に搭載されているので、効率的に保冷したり保温できるのは下側となる。通常は、飲みかけの缶を1本入れて使うといいだろう。きりきりに冷やすことはできないので、開けていない缶や瓶を保管するなら冷蔵庫に入れておくこと。

「USBホットしてクールBOX」(HOTCOLG3)。価格は2480円

USB端子に接続して電源オン。2本線が保冷、1本線が保温となる

保冷にすると、どんどん金属面が冷たくなる

缶ジュースなら2本収納できる

ペットボトルもOK! いつでも冷たい飲み物が飲める

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン