SSD256GB搭載などバリエーションが豊富 「dynabook R632/W1」ロードテスト 第1回
Core i7仕様のモデルも選べる「dynabook R632/W1」
2012年08月03日 21時45分更新
軽快に持ち出せる薄さと軽さに加えて高剛性で安心感あり
「dynabook R632/W1」のサイズと重量は店頭モデルと変わりなく、薄さは最厚部でも約15.9mm、重量も約1.12kgと、薄さと軽さが際立っている。ウルトラブックの中で最薄、最軽量というわけではないが、たとえば「薄いが重量感はかなりある」といったアンバランスさがなく、どちらも高水準にまとまっているところが理想的だ。これならバッグにもすっきり収納でき、軽快に持ち出すことができるだろう。
薄さと軽さを追求すると、ボディの強度が気になるところだが、この製品ではマグネシウム合金を独自技術で成型して剛性を高めるともに、パームレスト面をハニカムリブ構造にすることでねじれやひねりにも強い構造になっている。また、天面からの100kgf面加圧テストや、76cmの高さからの落下テストもパスするなど、スリムなわりに堅牢性が高いので、安心して外に持ち出すことができる。
また、デザインも非常に洗練されていて、上質感がある。まず、アルティメットシルバーは、シックな色合いに加え、天面やパームレスト部の表面に施されたヘアライン加工が効いていて、重厚で大人っぽい印象を与える。一方のシャンパンゴールドは、明るくて華やかさがあり、人目を引くようなカラーだ。ただ、ゴールドといっても黄色味が浅めの色調で、光沢感も控えめなので、決して派手な印象ではない。
なお、シャンパンゴールドについては、店頭モデルとは異なる部分もある。まず、店頭モデルのキーボードには本体色と同じ色のキーが使われているが、直販モデルはキーが黒になっている。また、店頭モデルのシャンパンゴールドにはキーボードバックライトが付いていないのに対し、直販モデルには付いているという点も異なる。どちらが良いかは好みにもよるが、直販モデルはキーボードの黒がアクセントになって引き締まった印象になり、個々のキーも視認しやすく感じられる。
USB端子を3基確保するなどインターフェースも充実
インターフェースの種類とレイアウトは、店頭モデルも直販モデルも変わりない。薄型のウルトラブックの場合、左右の両側面に端子類を配置することが多いが「dynabook R632/W1」では背面に多くの端子が配置されていることも特徴だ。
とりわけ注目したいのが、USB2.0が2基、USB3.0が1基で、計3基のUSB端子を備えていること。ウルトラブックではUSB端子が2基という製品も多い。対して「dynabook R632/W1」は一般のモバイルノートと同等の端子数を確保しているので、周辺機器やスマートフォンなどとの接続にも余裕がある。ただし、USB2.0の2基が背面にレイアウトされているため、アクセスしにくいという難点はある。
さて「dynabook R632/W1」のレポートを進めてきたが、今回はここまで。次回より5回に分けてパフォーマンスや特徴的な機能などを紹介する予定だ。
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