夏フェスへ携帯音楽プレイヤーを持って行こう!
スマホに勝つ! 音質重視の携帯音楽プレイヤーの実力を検証!
2012年08月03日 12時00分更新
音楽を聴くならやっぱり専用プレイヤーを使いたい
今、外出先で音楽を聴くための携帯音楽プレイヤーのファーストチョイスはスマートフォンだろう。筆者自身もiPhoneとAndroidのスマートフォンを音楽プレイヤーとして常用しているユーザーの一人だが、音楽プレイヤーとしての用途では、スマートフォンに不満を覚えるところがいくつもある。
バッテリーや音質など
純粋に音楽を楽しむには難があるスマホ
スマートフォンを音楽プレイヤーに利用する際の弱点その1は、バッテリー駆動時間だ。スペック上はiPhone 4SとiPod touchは40時間と同等だが、スマートフォンではアプリなどを操作していると、夜の帰宅時間にはバッテリー残量がわずか、ということがよくある。音楽フェスやコミケなど、夏のイベントに向かう移動時間にスマートフォンでヘビーに音楽を聞き続けるのは、いざというときに連絡手段が(充電切れで)断たれてしまう可能性があるので、できれば避けたいというのが本音だ。
スマートフォンを音楽プレイヤーに利用する際の弱点その2は、音質面で決してベストではないということ。デジタル音楽プレイヤーの音楽再生フォーマットはスタンダードなMP3・AACで、スマートフォン、携帯音楽プレイヤーともに、ほとんど各社共通になってきた。ただし、音質にこだわる本当に聞こえるヘッドフォン出力は、昔ながらのアナログ回路の設計に左右される部分がある。
CPUやタッチパネルを搭載した汎用品であるスマートフォン内蔵のDAC(デジタル→アナログコンバーター回路)、ヘッドフォンアンプは、決して高音質のみを目指して選ばれるものではないため、結果として、スマートフォンに買い換えると、携帯音楽プレイヤーより多少音が悪くなった、という場合もある。
音質重視の携帯音楽プレイヤーチョイス
本当に音質がいいのか!?
そんなスマートフォンの音質に不満を持つユーザーに、今だからこそ携帯音楽プレイヤーの魅力を知ってもらいたい。特に今回は“音質”にこだわった携帯音楽プレイヤーをピックアップして、音質志向のプレイヤー選びを提案する。
今回ピックアップした製品は、各社から発売中の音質設計へのこだわりをアピールした全6モデル。次ページからプロフィールと基本的な特徴を紹介していくとしよう。

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