原点に始まり、原点に終わる
あにまさ式ミク(作者:あにまささん)
トップバッターは、標準モデルとしてMMDに付属する「あにまさ式」。モデリングを担当されたのは、名前の通りあにまささん。細部が異なるバージョン1と2が存在する。「あにまさ式に始まり、あにまさ式に終わる」という格言があるほど(?)、MMDerにとっては基本のモデルで、愛着を持っているクリエイターも多い。
代表作は、第1回MMD杯で優勝した「超時空VOCALOIDでキラッ☆」や、イチローをモチーフにした「#51」など。筆者的には、ジャミロクワイの名PVを見事に再現した「MikuMikuDanceでVirtual Insanity」、最後の最後で思わずもらい泣きしてしまう「祝!初音ミク初歌唱コンサートドッキリ!」を推したい。「あにまさ式18歳ミク」や、後に取り上げる「ちびミク」などの派生モデルも存在する。
手動で調整された髪やスカートの揺れがヤバい! |
ミクだけでなく視聴者もドッキリさせられます |
あざといな、さすがLat式あざとい
Lat式ミク(作者:Latさん)
2009年6月、Latさんによって作られたモデル。「オリジナルミクをMMDで踊らせてみた」で彗星のごとく登場。ぱっちりと大きい目やアヒル口など、あまりにかわい過ぎる見た目に多くのクリエイターが魅了されて、こぞって自分の作品に登場させた。熱狂的なファンも多く、ニコ動では「あざといなさすがLat式あざとい」とコメントが付くのが定番だ。メディアでMMDが登場する際にもよく使われており、フィギュア化も果たした(関連記事)。
代表作は枚挙にいとまがない。「ボーカロイドイメージシリーズ【Pure Smile】」では「><」「==」とつぶった目が、「Heart Beats PV」では頬を染める様が堪能できる。「甘えん坊なミクが可愛くて出掛けられない」では、超えられない液晶の壁に多くのファンが血の涙を流した。Latさん自身も「うちのミクさんも躍ってくれました『Yellow』」を投稿している。小さくてあざといのが好みなら、6666AAPさんが改変した「Lat式ちびミク」をチェック。
「キスって...液晶の味がするんだね...」のタグがぴったり!? |
お義父さん作だけあってかわいさがMAXに引き出されてますな |
美しすぎて生きるのがつらい……
Tda式Appendミク(作者:Tdaさん)
今年2月に登場し、あにまさ式、Lat式に次ぐ、第三の波になりそうな勢いでぐいぐいファンを増やしているのが「Tda式Appendミク」(てぃーだしきあぺんどみく)。追加音声ライブラリ「初音ミク・アペンド」のパッケージ(関連記事)がモチーフで、少女漫画に出てくるキャラクターのような美しさが魅力だ。キラキラした瞳、細部まで作り込まれた服や装飾品には思わずため息が出てしまう。モデリングを担当したTdaさんは、「初音ミク -Project DIVA- 2nd」に登場するモジュール「みくずきん」の原案者としても知られる。
何はともあれ、まずは「[Tda式ミク・アペンド]美し過ぎて生きるのがつらいです[モデル紹介]」を見るべし。ストレートに美しさを堪能したいなら「Tda式アペンドミク『FREELY TOMORROW』HD」や「夏ワンピなミクさんが爽やか軽やかWAVEFILE」を、キラキラの「しいたけ目」や白目などの顔芸で楽しみたいなら「Tda式Appendミク さんがEVERYBODY」がオススメ。本モデルをベースに、UTAUのキャラクター、重音テトに仕上げた「Tda式改変テト」などの派生モデルも要チェックだ。
本当に完成度が高すぎて、もうため息しか出ません |
お笑いもイケるバラドルって最強でしょう |
© Crypton Future Media, Inc. www.crypton.net
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