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富士見iPhoneクラブ 第45回

オリジンは“上毛カルタ”――「ぐんまのやぼう」RucKyGAMESインタビュー

天才的ゲーム開発者は、プログラムが書けないプログラマー

2012年08月03日 12時00分更新

文● iPhoneクラブ製作委員会

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『ぐんまのやぼう』で群馬県観光特使に

カリー 『ぐんま~』についてもお話を伺えますか?

RucKy そもそも、最初は群馬の市町村をムダに覚えるゲームを考えていてたんですよ。今の「ひまつぶし」のようなミニゲームですね。市町村の形がシュッって通り過ぎて、それを当てる、みたいな。誰も当てられないのが逆におもしろいかなと。

カリー まさに今入っているやつですね。「わかんねえよ!」と思ったら、上にちゃんと名前を出してくれて。

「ぐんまのやぼう」内のミニゲーム、「ぐんまたっち」「ぐんましわけ」。元はこちらがメインになる予定だった。しかもノーヒントという群馬ネイティブ仕様

RucKy そこから広げていこうとしたときに、日本地図の白地図データがあったので、これを使ったら何かできるかなあと思って、「せいあつ」に行き着いたんです。

狩人 ありものでなんとかする感じの発想だな。

RucKy ポイントを集めるというので、『信長の野望』みたいに内政をやるようなシステムにしたかったんです。でも面倒くさかったので、あきらめて今の形にしました。アップデートはその時の気分で、コンプリートガチャが流行ったからコンプガチャを入れて、みたいな感じです。「ぐんまちゃん」を入れてほしいって言われたから、ぐんまちゃんを入れて。

アップデートで流行の「コンプガチャ」も導入。市町村カードを集めて「群コレ! カード図鑑」をコンプリートしていく誰得モード

カリー この前、高速のサービスエリアでもらったティッシュにぐんまちゃんが印刷されてたんです。それを見て、「あっ、ぐんまちゃんだ!」と思いましたからね。このアプリでぐんまちゃんの知名度が上がったかもしれません。

RucKy 群馬に帰ったら、「ぐんまイメージアップ推進室」ってところから「ぐんまちゃんを出してください」と言われたんです。地元の「上毛新聞」に『ぐんま~』の記事が載ってたのを見て連絡してきたらしくて、いいです! ってことで。

群馬県の公式キャラクター・ぐんまちゃんも登場。すごろくでぐんまちゃんカードをコンプしていく。「ぐんまイメージアップ推進室」からの依頼とのことで完璧に群馬県オフィシャルだ

カリー 新聞に載っただけでもすごいのに、今度は群馬県観光特使ですからね。

RucKy 8月9日に任命式があるらしいんです。前橋の群馬県庁に行って。

狩人 任命式の日は、ご両親は来たいって言ってるの?

RucKy 親は来たがってますね。そうそうないですからね、こんな晴れ舞台。

狩人 新聞に息子が載ったと思ったら、今度は観光特使だもんな。最初に上毛新聞に載った時には、「群馬県のアプリが18万ダウンロード」みたいな記事になったんだよね。

RucKy それくらいですね。今のバージョンが7、80万ダウンロードぐらいいってるので、2本合わせれば100万ですね。

「ぐんまのやぼう」オリジナルiPhoneケースも販売中(価格 1680円、発売 株式会社ラナ)

カリー そんなにダウンロードされているのなら、もっとガッポガッポ稼げる感じにしてもいいんじゃないですか。ゲーム内のカードでアプリ内課金をしたりとか。

RucKy だって、大変なんですよ……。アプリ内課金とかめんどくさいですもん。

狩人 プログラムができないもんな。

RucKy できないです。よくわかんない。そんな時間があるなら「わたぼう」が欲しい。

カリー マジですか! でもやっぱり、そういうところがRucKyさんの魅力なんでしょうね。

RucKy どうですかね。「わたぼう」は「にじのたまご」ってアイテムから手に入るんですけど、なかなか「わたぼう」が出なくて……。「わたぼう」の効率のいい入手方法があったら教えてくれって、記事に書いておいてください。よろしくお願いします。

カリー あ、はい……。



iPhoneクラブから、ゲーマーの皆様へ

 そんなわけで、RucKyさんを深く知るつもりが、ますます謎めいてしまった感じのインタビューとなってしまった。そして「にじのたまご」から「わたぼう」を効率良く入手する方法をご存知の方は、カリーさん(@CurrySan)まで連絡して下さい……。

「わたぼう」情報、待ってます!


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