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「OS X Mountain Lion」最新機能レポート 第2回

確実に使い勝手を向上させる「共有」機能、「Finder」

2012年07月31日 10時00分更新

文● 海上忍

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きめ細やかな改良が加えられた「Finder」

 OS Xの代名詞的なアプリケーション、というよりはUIの性格を左右するほどの機能を担う「Finder」も変更が加えられている。ただし、そのニュアンスは"進化"というよりは"改良"、もしくは"ブラッシュアップ"に近く、マイナーチェンジと言い換えてもいい小幅なものにとどめられている。

Mountain Lionの「Finder」。外観はLionとほぼ共通で、「共有」ボタンが追加された以外の機能差は分かりにくい

 すぐに気が付くのは、QuickLookの仕様変更。Lionでは、指3本によるタップは(そのとき選択している単語の)辞書検索が割り当てられていたが、Mountain Lionではその動作に加えて、画像や文書を選択しているときのプレビュー機能が追加された。これで、スペースキーを叩かなくてもファイルをQuickLookできるようになった。

ファイルコピーに時間を要する場合は、アイコンにプログレスバーが表示されるようになった

 大量のファイル/大容量のファイルをコピーするとき、アイコンにプログレスバーが付くようになったことも変更点のひとつだ。その際アイコン左上に表示される「×」ボタンをクリックすると、コピーをキャンセルできる点からも分かるように、この新機能はiOSの成果の反映だと考えられる。

 ほかにも、ドライブの暗号化をコンテキストメニューから実行できるようになったほか、サイドバーの「共有」や「デバイス」といったカテゴリーをドラッグして移動が可能になるなどの変更が加えられた。

サイドバーでは「よく使う項目」や「共有」といったカテゴリーごとの移動が可能に


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