夏の祭典・コミケには
このUSB扇風機+5400mAhのモバイルバッテリーを持ってけ!
男子力を最も高めるUSB扇風機の使い方は、スマホ充電用のモバイルバッテリーとの併用だ。なかでも男子力を求められる8月10~12日に開催されるコミケでは、生命維持装置としての意味合いも大きい。
昔と違ってビッグサイトのエアコンの性能は、1日20万人が来場するコミケでも十分機能するが、次の4つのシーンではエアコンが効かない、もしくはない状態だ。
- 入場待機列(大体9時ごろから暑くなり出し、待機列のなくなる11時ごろまで)
- 東館と西館の連絡通路(なぜかあそこはエアコンが弱い)
- 西館企業ブース頒布待機列(炎天下に、外で待たされるので死にそうに暑い)
- コスプレ広場(日陰は早々に押さえられてしまうので死ぬほど暑い)
コミケに参加したことがない人に、その暑さを言葉で表現するのは難しいが、ペットボトル飲料を1リットル以上飲んでも、まったくトイレに行きたくならないぐらいの暑さと言えば分かるだろうか? ぶっちゃけた話、水分をいくらとってもぼうこうにたどり着く前に汗で蒸発してしまうのだ。尿と汗が同じという生物学を身をもって理解できる。
そんな過酷なイベントなので、単4電池などで動く小型の扇風機を持って歩く同志の姿も見かけるが、電池は持っても1時間程度だ(パナソニックやエナジャイザーの使い捨てリチウム乾電池なら倍ぐらいはイケるかも?)。数時間も会場をうろつくととなると、電池を何本も持って歩かなければならないばかりか、露出した羽根が危険ということで、スタッフから使用禁止を言い渡されかねない(危険と判断されないこともあるが)。
そこで今回試した扇風機の中で、コミケに最適な扇風機を選んでみた。それが次の2機種だ。
ためしにパナソニックのモバイルバッテリー(5400mAh)でシロッコファンを連続運転したところ、10時間19分の利用が可能だった。これなら始発から待機列に並び、西館で有名企業の頒布品をゲットしたあとに、コスプレ広場でカワイイ娘を並んで撮影(もちろん囲み撮影にも参加だ!)、その後、近隣の駐車場で痛車見物しに行くという、超ハードなコミケをエンジョイしても涼めるだろう。こんなことしてたら、電池の前に体力が切れるかもしれないが……。
シロッコファンより風力が強く、消費電力も少し高めのダ○ソンもどき(改)でも、連続稼働時間は7時間24分(5400mAhモバイルバッテリー利用時)とかなり実用的な連続運転が可能だ。
いわゆる扇風機の形をしたものは、羽根のガード部分が弱いのでスタッフに危険物と判断される可能性もあるので避けたほうがいいだろう。また、オススメする2機種についても、バッテリーをカバンに入れ本体を持ち歩くと、電線が他の人に引っかかる可能性があるので、これも注意されかねない。じゃあどうすりゃいいんだよって話だが、コードをまとめて本体とモバイルバッテリーをテープなどで固定して一体型にするといい。それを「転がるものとして危険物扱い」されたら、素直に諦めよう。
「それじゃぁ会場でスマホの電源が切れたら充電できないじゃないか!」というアナタには、開場から13時ごろまではスマホの電源を切っておくことをオススメする。この時間帯は、音声通話回線が毎回パンクしているので、どうせほとんど通話ができない(関連記事)。まー、メールで連絡するって人は、もう1個モバイルバッテリーを持っていきゃぁいい話だ。
アニメファンじゃないという人は
究極のサテライトオフィスに!
筆者のようにアニメとはまったく無縁で、テレビはNHKとディスカバリー/ヒストリーチャンネル、ナショナルジオグラフィックしか見ないというエグゼクティブには、究極のサテライトオフィスをオススメしたい。営業職だとちょっとムリだが、デスクワークなら海辺や河原、キャンプ場や山の頂がオフィスになる。
ただUSB扇風機は小型ゆえ広範囲に風を送れないので、大量の扇風機とモバイルバッテリーを持っていく必要があるが。
このようにUSB扇風機があるとないとでは、サテライトオフィスの品格が雲泥の差となる。サテライトオフィスで最も活躍するのは、やはり扇風機を内蔵したキーボードだ。アルミ製なので手を置くとひんやりして、手を休めて考え事をしていると、ファンで手の汗を乾かしてくれる。しかも、体温でキーボードが温まってしまっても、しばらく休憩している間に再びひんやり。本当はおそろいのマウスのあるのだが、今回は売り切れで買えなかったのが残念だ。
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