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性能も機動力も最高峰! 「VAIO Z」ロードテスト 第17回

VAIO Zの指紋認証でウェブサービスに簡単ログイン

2012年07月30日 11時00分更新

文● 高橋量

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セキュリティー対策に指紋認証センサーを利用しよう

 指紋認証センサーは、VAIOオーナーメードモデルSVZ1311AJ」のオプションとして用意されている。オプション価格は2500円とかなりお手ごろ。指紋認証といえば先端技術のようなイメージがあるだけに、こんなに安い金額で追加できるのはちょっと驚きだ。

 店頭モデル(SVZ13119FJ)ではTPMセキュリティーチップとともに標準で搭載されている。TPMセキュリティーチップは、SVZ1311AJではオプションとして用意されているが、料金が2500円とこれまた格安。両方セットで追加しておくといいだろう。ちなみに、TPMセキュリティーチップを搭載していると、SSDの抜き取りなどによるデータ漏洩を防げるメリットがある。

指紋認証センサーはタッチパッドの下側に配置されている。店頭モデルでは標準装備だが、オーナーメイドモデルではオプション(+2500円)となっている

 指紋認証を行なうには、セキュリティーユーティリティーTrueSuiteを利用する。店頭モデルには標準で収録されているが、VAIOオーナーメードモデルでは指紋認証センサーを追加した場合のみプリインストールされているので注意したい。

指紋認証センサー搭載機にプリインストールされている「AuthenTec TrueSuite」

簡単な操作で指紋の登録が可能

 それでは実際に、認証用の指紋を登録してみよう。TrueSuiteの起動にスタートメニューからアイコンを探す必要はなく、指紋認証センサーを軽くなぞるだけでよい。セットアップ用の画面が表示されたら「開始する(簡単)」をクリックする。「(簡単)」の表記がこれみよがしだが、実際に簡単なのだからしょうがない。

指紋認証センサーに触れてTrueSuiteを起動し、「開始する(簡単)」をクリック

 次の画面では謎の動画が再生されるが、これはセンサーの場所が分からない人のためのガイドムービーなので気にしてくてもいい。画面の指示に従って、サクサク作業を進めよう。

センサーはタッチパッド部分に搭載されている。場所を確認したら「はい」をクリック

まだセンサーをなぞらなくてもOK。「はい」をクリックする

 次に、どの指の指紋を登録するのかを選択する。指を選択後、Windowsのユーザーアカウントのパスワードを入力。ユーザーアカウントと指紋がひもづけられ、指紋認証によるロックの解除が可能となる。センサーがうまく機能しないときは、ここで設定したパスワードでロックを解除するといい。

登録したい指にマウスカーソルを合わせ「+」をクリック

ユーザーアカウントを作成していない場合は、自動作成されるアカウントのパスワードを設定する

 ここでいよいよ指紋の登録だ。センサーを利用するときは、ゆっくりと軽くなぞること。指の動きが速いとうまく認識されないのだ。3回なぞることで登録は完了する。

選択した指でセンサー部分を軽くなぞる。うまく登録できない場合は、ゆっくりと動かしてみよう

 以上で指紋の登録は完了だ。確かに簡単なことが分かるはずだ。

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