7月27日、図研ネットウエイブはWAN回線用の通信暗号化装置「Certes Enforcement Point」(CEP)の提供開始を発表した。
CEPは米Certes Networks(サーテスネットワークス)が開発した、通信内容をAESの256ビット鍵で暗号化する製品で、最大伝送速度は10Gbps。ヘッダーは暗号化しないため、ロードバランサーによる負荷分散やトラフィックシェーピング、Netflowサービスもネットワーク変更なしで使用可能だという。
CEPの特徴は、複雑なネットワーク設計を行なわずに低遅延で複数拠点間の通信の暗号化を実現するという点。専用のキー管理アプライアンス「TrustNet Manager」で各CEPのキーを一元管理し、トンネルレスのグループ暗号化、アプライアンスを設置するだけで自動設定が行なわれるという。
図研ネットウエイブはCEPの国内販売のための正規総代理店契約をCertes Networksと締結。CEP連製品の販売において、今後3年間で約10億円を目指ざすという。