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価格はバーチャルシステム3台で43万5000円から

仮想セキュリティをGWに統合!Check Point Virtual Systems

2012年07月27日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 7月26日、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは仮想化技術でプライベート・クラウド環境のセキュリティを簡素化するという新製品「Check Point Virtual Systems」を発表した。

 複数のセキュリティゲートウェイを単一のアプライアンスまたはオープンサーバーに統合し、プライベートクラウド環境におけるセキュリティの簡素化、コストの削減、パフォーマンスの向上を実現。幅広いSoftware Blade(Firewall、VPN、IPS、Application Control、URL Filtering、Anti-Bot、Antivirus、Identity Awarenessなど)を自由に組み合わせ、包括的な仮想化セキュリティソリューションを構築し、複数のネットワークセグメントを保護できるという。

 Check Point Virtual Systemsは、任意のゲートウェイまたはオープンサーバ上にセキュアなプライベートクラウド環境を構築し、最大250のバーチャルシステム(仮想のセキュリティゲートウェイ)を単一のゲートウェイに統合してセキュリティ環境を簡素化する。このとき、各仮想システムでは、特定のビジネス要件に合わせてSoftware Bladeを組み合わせ、セキュリティポリシーをカスタマイズすることが可能だ。特に、部門や事業部ごとにセキュリティを管理する必要のある企業やマネージドサービスプロバイダーは、仮想化によりセキュリティゲートウェイを統合することで、大きな効果を得られるとする。

 また、Webセキュリティや脅威対策、ファイアウォール、リモートアクセスなどの機能ごとに専用のバーチャルシステムを用意すれば、IT管理業務の職務分掌も従来の物理環境と同じように実現できる。拡張性にも優れており、同社の特許技術「VSLS(Virtual System Load Sharing)を利用して、最大8台のゲートウェイをクラスター化できるという。

 Check Point Virtual Systemsの価格は、バーチャルシステムが3台の場合で43万5000円から。Software Bladeのライセンスを購入する場合は、任意の数のバーチャルシステムで1つのSoftware Bladeを同時に利用できる。「Check Point 4800」以上のアプライアンスでは、各アプライアンスにバーチャルアプライアンスが1つ付属するという。

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