7月25日、NECはオープンソースソフトウェア(OSS)の統合運用管理ツール「Hinemos(ヒネモス)」対応のWebクライアントソフトウェア「Hinemos Webクライアント」を開発し、8月1日よりOSSとして公開すると発表した。
HinemosはNTTデータが開発を続けるソフトウェアで、NECは2008年よりNTTデータとパートな契約を締結し、Hinemosサポートサービスを提供。30社以上の納入実績を有するという。その中で出てきた、「Hinemosクライアントをインストールしていない端末からでも運用状況を確認したい」「データセンタなど外部ネットワークからのアクセスに厳しい制限がある環境でも、Hinemosで運用状況の確認を行ないたい」というユーザーニーズに応えるべく開発したのが、今回のソフトウェアになる。
このHinemos Webクライアントはサーバー側にインストールするソフトウェアで、運用監視端末(クライアント)からはWebブラウザでアクセスするだけでHinemosの運用監視が可能となる。従来のクライアントソフトと同じ画面・操作性を維持しており、新たな操作法の修得が不要なのも大きな特徴だ。
Hinemos Webクライアントは、Hinemos本体の公開も行なっている「sourceforge.jp」で無償公開される予定だ。
