絞りの違いをチェック
続いて絞りの違いをチェックしてみよう。それぞれのレンズでほぼ最短撮影距離まで近づいて撮影。絞りを変えてボケ具合の違いを確認してみた。
16mmの絞りの違い
広角レンズはボケにくい傾向にあるが、被写体に近づけば十分に背景をぼかして撮影できる。ただし、サイズとの兼ね合いのためか最短撮影距離はそれほど近くないのでアップで撮るのは苦手だ。
24mmの絞りの違い
自然な遠近感で撮影できるので肉眼で見る印象と近い画角で撮影できる。最短撮影距離が短く、かなり近づいて撮影できるので、寄りから引きまでこれ1本あればどんな撮影でもできる気分になる。
50mmの絞りの違い
肉眼で凝視したときの印象に近い遠近感が得られるのが中望遠レンズ。開放絞り値F1.8は標準レンズや広角レンズの同じ絞り値よりも背景がぼけやすい。画角が狭いので背景を整理しやすいのも特徴だ。
30mmの絞りの違い
30mmマクロの最短撮影距離は95mm。レンズ全長は約55.5mmでこれにフランジバック(レンズマウントと撮像素子の距離)の18mmを足すと約73.5mmなので、レンズ前20mm前後まで近づけることになる。
これはフードを装着しているとほとんどぶつかる距離であり、一番寄る場合にはフードを外したほうがいいだろう。
