電アス・ゲーム部 第14回
『ツヴァイ!!』や『海の檻歌』が好きな日本ファルコムファンは寄っといで!
【趣味的1本!】ええい、早くヒロインとくっつけ! 『那由多の軌跡』のもどかしさは日本ファルコムの伝統か
2012年07月31日 11時00分更新
PC時代からの日本ファルコムのファンが、最新作『那由多の軌跡』について物申す!? 電撃ASCIIの連載企画となる、電撃オンラインのゲーム好き編集者が贈るゲームコラムをお届け!


著者プロフィール
電撃オンラインで主にRPGの情報を担当している、そみんです。『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』の編集を担当した36歳の日本ファルコムファンです。PC時代からのファンといっても、本格的に遊び始めたのはMSX2くらいからなので、まだまだ新参なんですけどね。
『軌跡』シリーズの名前だけ使った別ゲームじゃないの?
なんて思った古参ファンほどニヤリとできる仕上がりです
『那由多の軌跡』が発表された時、「え? なんでこれが『軌跡』シリーズ最新作なの?」と思った人、手をあげてー! ハーイ! なんて感じで、僕を含めて疑問を持った人もいたのではないでしょうか。たぶん、古くからの日本ファルコムのファンや『軌跡』シリーズのファンほど、そう思ったのでは?
この『那由多の軌跡』は、日本ファルコムいわく“ストーリーを楽しみながら戦闘を楽しめるストーリーアクションRPG”というジャンル。『軌跡』シリーズの最新作ではありますが、『空の軌跡』や『零の軌跡』とはキャラクターや世界観が一新されています。って、何もかも一新されすぎているけど、大丈夫なのか!?
あのですね、僕もそれなりに長く日本ファルコムのファンをやっているので、信じていなかったわけではないんですよ? 遊べばきっとおもしろいだろうし、『軌跡』シリーズらしさも感じられるだろうと思っていました。とはいえ、「もしかしたら、シリーズの名前だけ借りた別ゲームじゃないの?」と半信半疑な気持ちがあったのも事実。こうして、実際にゲームをプレイしてみたところ……あれ? もしや、想像以上に良ゲーなんでないかい?
『那由多の軌跡』プロローグ
この世界には“果て”がある……。僕たちは昔からそう教わってきた。無限に広がって見えるこの海にも、明確な終わりがあって、その先に進むことはできない。
“世界は平面だから”
学者たちの多くはそう断じ、人々もそれを信じている。……でも、本当にそうなんだろうか。
いいや、きっと違うはずだ。世の中にはまだ多くの未知が残されている。“星の欠片”が映し出す“あの光景”は一体なんだろう?
だから、僕は強く信じているんだ。そう。世界はもっと、もっと広いはずだって……。
by ナユタ・ハーシェル

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