新MacBook Airが速い2つの理由:その1
さすがに速い「Ivy Bridge」
今度のMacBook Airには、CPUに第3世代Coreシリーズ、Ivy Bridgeが搭載されている。デュアルコア/4スレッドという構成は、旧モデル(Late 2011)に搭載されていたCoreシリーズ第2世代「Sandy Bridge」のCore i5と同じだが、その進化の幅は大きい。
Ivy Bridgeでは、製造プロセスルールがSandy Bridgeの32nmから22nmへと微細化された。トランジスターを立体構造化した「トライゲート」により、トランジスターの速度向上が実現されている。
新旧MacBook Air 11インチモデルを使い、主にCPU性能の測定に利用されるベンチマークソフト「Geekbench 2」を試したところ、全項目で大幅なスコアの改善が見られた。特に改善幅が大きかったのは、メモリのロード/ストア性能を示す「Stream」で、約38%のアップ。クロック数の上昇だけでなく、メモリコントローラがDDR3-1333からDDR3-1600へと変更された効果も大きいことがうかがえる。
表1:「Geekbench 2.1.13」(64bit版)テスト結果 | ||
---|---|---|
新MacBook Air 11 | 旧MacBook Air 11 | |
Integer | 4879 | 3867 |
Floating Point | 8184 | 6654 |
Memory | 5519 | 4348 |
Stream | 6628 | 4800 |
TOTAL | 6338 | 5031 |