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薄型/軽量ノートの基準—さらに進化した「MacBook Air」(前編)

2012年07月25日 10時00分更新

文● 海上忍

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新MacBook Airが速い2つの理由:その1
さすがに速い「Ivy Bridge」

 今度のMacBook Airには、CPUに第3世代Coreシリーズ、Ivy Bridgeが搭載されている。デュアルコア/4スレッドという構成は、旧モデル(Late 2011)に搭載されていたCoreシリーズ第2世代「Sandy Bridge」のCore i5と同じだが、その進化の幅は大きい。

 Ivy Bridgeでは、製造プロセスルールがSandy Bridgeの32nmから22nmへと微細化された。トランジスターを立体構造化した「トライゲート」により、トランジスターの速度向上が実現されている。

 新旧MacBook Air 11インチモデルを使い、主にCPU性能の測定に利用されるベンチマークソフト「Geekbench 2」を試したところ、全項目で大幅なスコアの改善が見られた。特に改善幅が大きかったのは、メモリのロード/ストア性能を示す「Stream」で、約38%のアップ。クロック数の上昇だけでなく、メモリコントローラがDDR3-1333からDDR3-1600へと変更された効果も大きいことがうかがえる。

ベンチマークソフト「Geekbench 2.1.13」(64bit版)を利用した(画面は11インチモデルで撮影)

表1:「Geekbench 2.1.13」(64bit版)テスト結果
新MacBook Air 11 旧MacBook Air 11
Integer 4879 3867
Floating Point 8184 6654
Memory 5519 4348
Stream 6628 4800
TOTAL 6338 5031

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