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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第124回

割引サービスも 「foursquare」でチェックインして外出を楽しむ技

2012年07月24日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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自分の店のベニューをカスタマイズする

 ベニューとして登録されていないスポットはユーザーが自由に登録できる。あとから利用するユーザーは、当然そのベニューにチェックインすることになるが、情報が間違っていることがある。GPSの精度が悪く位置が少しずれていたり、スペルが間違っていたりするのだ。店としては困ったもの。そんな時は、管理者として登録すればいい。登録には10ドルかかるが、販促やレポート機能を利用できるようになるので、飲食店やショップのオーナーはぜひ活用したいところだ。

 筆者は「原価BAR」というバーを知人と共同経営しているのだが、なんとカテゴリーが定食屋として登録されてしまっていた。そこで、管理者として登録し、修正しようと思う。

管理者になりたいベニューのホームページを開き、右下にある「Do you manage this venue?」の「ここで申し込む」をクリックする

「はじめに」をクリックし、登録作業を行なう。電話番号で認証し、クレジットカードで10ドルを支払う

管理者としてログインし、「Edit categories」でカテゴリーを修正した

 日本では活用事例が少ないが、販促機能も備えている。例えば、3人で来客したらデザートサービスとか、初チェックインの人は1品サービスといったことが可能になる。うまく使えば、「foursquare」ユーザーを顧客として呼び込んだり、熱心なリピーターにすることができるかもしれない。

 登録に10ドルと、サービスにわずかなコストがかかるものの、店としても超常連にわずかなサービスを還元することなどたいしたことがない。それで、リピートする人が増えるなら安いものだ。ということで、「原価BAR」のメイヤーは入場料を1000円引きにするスペシャルを用意してみた。

「Special」を設定する。インターフェースは英語だ

ベニューの画面に「Special」が表示される。この場合はメイヤーを取得すれば、割引される

 「foursquare」はFacebookのようなユーザー発信というより、ベニュー主体のSNSと言える。外出するモチベーションが高まるので、アクティブになること間違いなし。チェックインが増え、ポイントが加算される楽しみを味わって欲しい。どこかのベニューのメイヤーになった日には、もう「foursquare」は手放せなくなる。ぜひ、常連スポットを増やし、リア充生活を満喫していただきたい。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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