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性能も機動力も最高峰! 「VAIO Z」ロードテスト 第16回

今年こそ気を付けたい「VAIO Z」節電テクニック

2012年07月23日 13時00分更新

文● 高橋量

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電源プランを「省電力」に設定する

 VAIO Zで利用できるもっとも手軽で効果的な節電ワザは、Windows7の「電源プラン」を変更する方法だ。電源プランを「省電力」に設定することで、ディスプレーの明るさやCPUの使用率などを抑えられる。通常はコントロールパネルの「電源オプション」から設定するが、ショートカットキーから「Windowsモビリティセンター」から変更するほうが手軽で操作が早い。

Windows+Xキーのショートカットから「Windowsモビリティセンター」を開く。電源設定のプルダウンメニューから「省電力」を設定する

 電源プランを「省電力」に変更すると、ウィンドウの枠が半透明から不透明に変わる。これは、デスクトップの描画処理を軽減することで、マシンへの負荷を減らしているためだ。

ウィンドウの枠が不透明に変わり、マシンへの負荷が軽減される

 ただし、店頭モデル(SVZ13119FJ)では自動的に不透明にならないため、必要に応じて手動で設定しよう。

デスクトップの右クリックメニューから「個人設定」をクリック。現われた画面で「ウィンドウの色」をクリックして「ウィンドウの色とデザイン」設定を開き、「透明感を有効にする」のチェックを外す。「変更の保存」をクリック

デスクトップテーマ変更で節電効果アップ!

 電源プランを「省電力」に設定するとCPU使用率が抑えられるため、マシンパフォーマンスの低下も避けられない。節電しつつパフォーマンスを最大限に活かしたい場合は、デスクトップテーマを変更しよう。視覚効果を省いた「Windowsクラシック」を利用することでメモリーの使用量が抑えられるため、パフォーマンスの向上が期待できる。

デスクトップの右クリックメニューから「個人設定」をクリック。テーマのなかから「Windowsクラシック」をクリックする

デスクトップがWindows 2000風のシンプルなデザインに変わる。デスクトップの描画処理を行なう「デスクトップウィンドウマネージャー(dwm.exe)」のメモリー使用量も「1800K」と少ない

ウィンドウを不透明化しただけの場合、dwm.exeのメモリー使用量は41356Kとかなり大きいのが分かる

 パフォーマンスを必要としない作業でも、節電の効果が見込めるためぜひ活用したい。ただし、エアロをオフにすることで「エアロスナップ」や「エアロシェイク」などの機能も使えなくなる点に注意しよう。

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