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楽天koboがいよいよスタート! 編集部でも使ってみた

2012年07月20日 11時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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Kobo Desktopのメイン画面。19日はサーバー側が混雑しているのか、なかなかお勧めのデータが落ちてこなかった

 kobo Touchは、パソコン用ソフト上で書籍を購入して端末に転送という使い方もできるが、端末自体に無線LAN機能が内蔵されているので、端末で直接購入が可能だ。端末にはオマケ機能としてウェブブラウザーもあるが、表示切り替えの遅い電子ペーパーでわざわざウェブブラウジングすることもないだろう(PDFの表示機能もあるので、そうしたファイルをダウンロードする場合に使えるか)。

インストール直後は、青空文庫のコンテンツが何冊かサンプルとして登録されている

 Kobo Desktopをインストール、セットアップが終わったら、kobo TouchをUSBケーブルで接続。端末のアクティベーションとファームウェアのアップデータがダウンロードされる。端末のアップデートは、ダウンロードが済んでUSBケーブルから外した時に始まる。当日はサーバーが混んでいたのか、Kobo Desktopのインストールから端末のアップデートが終わり、電子書籍が読めるようになるまで1時間以上はかかった。サーバー側の混雑が解消されれば、この時間はもっと短縮できそうだ。

セットアップ開始から1時間半以上かかって、ようやく使えるように。発売日当日からファームウェアアップデートというのは、いいのか悪いのか

7980円の電子書籍端末
使い勝手はいかに?

kobo Touchのホーム画面。端末内にある、最後に読んだ書籍の表紙が並ぶ

 記者は電子ペーパーを使った電子書籍端末として、2010年末発売の「Sony Reader」の5インチモデルを使っている。また、AndroidスマートフォンやiPadでも電子書籍をよく読んでいる。これらの競合と比べて、kobo Touchの使い勝手はどうだろう?

サンプル書籍を表示した様子。フォントのサイズはデフォルト状態。やや小さいが読みにくくはない

日本語フォントはモリサワの明朝系とゴシック系が1書体ずつ。文字のサイズは自由に変えられるが、行間や余白はコンテンツによって変更できるもの、できないものがあるようだ

ホーム画面左下にある「ライブラリ」をタップすると、端末内の書籍や各種データの画面に移動するメニューが表示される

画面上側にある「ディスカバリー」は、いわゆる「お勧め書籍」の画面

 電子ペーパータイプの端末は表示の書き換えがとても遅い代わりに、目に優しい表示と超低消費電力が特徴である。kobo Touchも特性自体は電子ペーパー端末のセオリーから外れていないが、設定画面でスライダーを操作した場合などに、画面に残像がうっすら残る。タッチパネルの反応も少し鈍い。表示レスポンスの遅さを考えると、ユーザーインターフェイスはもう一工夫してほしいところだ。

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