MicroServerとSambaで作るオリジナルNAS 第1回
まずはインストールとRAID設定
HP MicroServer×Ubuntu ServerでNAS作り
2012年07月20日 11時00分更新
RAID1のセットアップ
インストール用のUSBメモリーで起動し、「ディスクのパーティショニング」までインストール作業が進んだら、実際にRAID1のセットアップを行なっていく。このスクリーンショットは実機で撮影したものではないため、容量には若干の違いがある。細かい容量の違いは気にせずに、進めてほしい。
注意すべき点はいくつもあるが、一番はSTEP08の警告だ。これはRAIDが崩れた状態(デグレードという)になってもブートできるようにするかどうかの確認だ。下手にブートできてしまうとほかのHDDも故障しかねないので、警告してくれているのだ。
今回はデグレードした場合の復旧方法は触れることができないが、このような状態になったら壊れたHDDを取り外し、新しいHDDを接続してから起動して、RAIDの設定をやり直すのが良いと考えるので、『〈はい〉』にすることを推奨する。復旧前にHDDのバックアップを取るとなおよい。
Ubuntu ServerのRAID1設定とインストールが終わったら、次はWindowsから利用できるファイルサーバー機能を持つ「Samba」の導入だ。次回は、このSambaのインストールやユーザー設定の方法を見ていこう。
本記事は、Ubuntu Magazine Japan vol.07掲載の「MicroServerとSambaで作るオリジナルNAS」を再編集したものです。内容は原則として掲載当時のものであり、現在とは異なる場合もあります。 |
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