このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

まさかの異業種対決!

DiRT SHOWDOWNでGT500の松田次生選手と激突!

2012年07月26日 18時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

GT500 vs GT300の仮想対決が
ひっそりと開催された

 SUPER GT セパン戦の余韻が抜けない6月中旬。頭の中が南国状態のASCII.jpスエオカに、電撃オンラインからひとつの指令が届いた。

GT500ドライバーの松田次生選手とDiRT SHOWDOWNで対戦して打ち負かして来い

 な、なんだってーー! 松田選手といえば、SUPER GTのGT500クラスの中でもベテラン。「#12 カルソニック IMPUL GT-R」を駆るプロ中のプロじゃないか。筆者はGT300クラスしか追っていないので、あまり接点はないが、松田選手のすごさは伝わってきている(実は鉄道マニアだ、とか)。そんなスゴイ人と対戦できるなんて、光栄の極みだが……。

やるからには空気読まずに一切手加減なし!

 ゲームに女子供素人初心者は関係ない、が筆者のポリシーなので、走りのプロだがゲームのプロではない松田選手にも手を抜くもんか! と気合い十分(まあ、筆者もゲームのプロではないが)。これは言うなればGT500とGT300の代理戦争だ! とよく分らない理論で鼻息荒くなっていた。むしろ、松田選手に勝ったらまわりに「松田選手とクルマで勝負して勝った」と言いまくろうとほくそ笑んでいたのである。

松田次生選手。三重県出身のプロレーシングドライバー。現在、SUPER GTのGT500で「#12 カルソニック IMPUL GT-R」をドライブするほか、フォーミュラ・ニッポンでも活躍している。鉄道ファンという側面もあるが、趣味のNゲージはもはや趣味と呼べる範疇を超えているとか……

 対戦当日。筆者が会場に到着すると、すでに松田選手はゲームをプレイしていた(別の媒体の企画で)。しかも、専用のプレイシートで。聞くと、もう2時間近く遊んでいるとのこと。うーん、困った。何を隠そう筆者はこのゲームで遊ぶのは2回目なのである……。しかも、ちょっと触った程度。まあ行けるだろう、と気楽に構えていたが、慣れた手つきでハンドルコントローラーをさばく松田選手を見て、危機感を抱いてしまった。松田選手にゲームの感想を聞くと「爽快感もあって、動きも本格的だし、ドライバー視点で見ても楽しいです」とのこと。もしかして、かなりやり込んだ?

 だが、こちらにはゲーマーとしての経験とプライドがある! 負けられん、負けられんのだ! ということで、練習走行もナシで松田選手といきなり激突した。

プレイシートにステアリングコントローラーというガチ仕様の松田選手

一方、スエオカに渡されたのはPS3のコントローラーとパイプイス

ネット対戦が超熱い!
DiRT SHOWDOWNはクルマのパーティーゲーム!

 コードマスターズから、8月30日に発売されるPS3/Xbox 360用ソフト「DiRT SHOWDOWN」。ここでは簡単ではあるが、DiRT SHOWDOWNの魅力について解説しよう。プロドライバーも納得の面白さを体験せよ!

 本作はグラベル上でのラリーやダートトライアル競技を中心としたDiRTシリーズのスピンオフ的な作品だ。ナンバリングではなく、“土壇場の対決”を意味する“Showdown”が冠されているのはなぜか? 砂の上での本格的な自動車競技の面白さを求めたDiRTシリーズに対し、本作はアクションスポーツに比重を置いているからである。レースの本格さよりもド派手・爽快感を追求しているため、あえて外伝的な位置付けになっている。

 競技のひとつ「DEMOLITION」というゲームモードでは、ライバルたちを体当たりで破壊しながらトップを目指す。速さも大事だが、クルマを破壊したことでもらえる得点も重要だ。いかにしてスマートに最速を目指すかよりも、どれだけライバルたちをクラッシュさせたかのほうが大事なのである。ぶつけた場所によってもらえる得点も変化し、キレイにサイドにぶつければ最高得点。かすったり、低速でぶつかっただけでは、なかなかハイスコアを獲得できない。

 また、車種はほぼすべて架空のものを採用しているが、頑丈なクルマ、速いクルマ、小回りのきくクルマなど個性豊かなオリジナルカーが登場する(ジムカーナカテゴリーの「HOONIGAN」では、スバル インプレッサやフォード フィエスタ、三菱 ランサー エボリューションXなど、名車での走りも楽しめる)。選んだ車種によってゲームの難易度も変わってくるので、まずはクルマ選びから勝負が始まっていると考えてもいいだろう。ブーストをかけてハイスピードでジャンプしたり、ショートカットを探してライバルを出し抜いたりなど、一般的なレースゲームのルールとは大きく異なる。

 しかし、難しいルールやテクニックはないので、レース初心者から、もちろん上級者でも気持ちよく遊べるだろう。理屈抜きでクラッシュ&スクラップの気持ちよさを味わいたい人にオススメだ。

■Amazon.co.jpで購入

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ