アップグレードキャンペーン価格
さらに、マイクロソフトでは、アップグレードキャンペーン価格を発表。ダウンロード版で39.99ドルという、これまでのWindows製品のアップグレード価格の設定に比べても極めて安価となっている点にも注目しておきたい。
日本での価格はまだ発表されていないが、6月から開始しているWindows 7搭載PC購入者を対象にしたWindows 8 Proへのアップグレードを提供するキャンペーンでは、米国の14.99ドルに対して日本では1200円と、1ドル80円のレートで換算している。これを基準にすれば、現行のWindows 7ユーザーは、3200円程度でアップグレードが可能になりそうだ。
米国本社が独自提供を行なう
日本語版「Building Windows 8 Blog」
ところで、日本マイクロソフトでは、Windows 8の開発責任者であるWindows & Windows Live担当プレジデントのスティーブン・シノフスキー氏と、同氏のチームに所属する技術者などがWindows 8に関する技術情報を発信しているブログ「Building Windows 8」を日本語で公開している。
実は、これは英語以外では日本語版だけが用意されている。しかも、日本マイクロソフトが翻訳したものではなく、米国本社側で独自に日本語化して配信しているものであり、日本側のスタッフはほとんどノータッチだという。
つまり、米国本社のWindows 8の開発チームが、日本市場に向けてBuilding Windows 8 Blogをぜひ発信しておきたいという背景から、日本語で提供されているのだ。
ここからも、日本の市場を重要していることを感じることができよう。
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