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「ザクとうふ」出撃! 相模屋食料驚異のメカニズムに迫る【後編】

2012年07月16日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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豆腐の生産ライン自体がMS工場っぽい

 「ザクとうふ」の生産ラインだけでなく、普通の豆腐生産ラインも取材することができた。お目にかかる機会は少ないのでここで紹介していこう。生産の流れは、大豆を水に漬けて粉砕。それを煮沸する。それから豆乳とおからに分離して、凝固させて、豆腐の形に成型。そのあと冷却してパッケージングという流れだ。
 先に紹介してきた「ザクとうふ」生産ラインの場合は、すでに豆乳ができた状態からスタートというわけだ。大半は無人化されているが、お豆腐をパックに入れる工程からは、人と機械によるクロスチェックになる。

大豆を巨大なタンクに入れて、まずは水に漬ける

左が水を張る前、右が水に漬けた状態

同タンクがずっしりと並ぶ光景はなかなかのもの

水に漬け終えた大豆は、粉砕のために搬送される。それにしても、このタンクは下から見ると、ロケットの噴射口やMSのバーニヤっぽい

大豆が通っているチューブ

大豆を粉砕する機器のメーター。配置がとってもかっこいい

粉砕された状態の大豆

豆乳タンクは、身長170cmの筆者が見上げるほどの巨大さ

豆乳は拡散されつつ、凝固シークエンスに入る

第1次凝固工程は、この長いベルトコンベア内で行なわれる。隣りにいると汗ばむ暑さだった

凝固した後もう一回熱せられる

ベルトコンベアのベルト部分。とてもマゼラベース的でかっこいい

第2次凝固を終えたところ。カットされる前のデカイ豆腐が目の前にあった。美味しそう

水冷しつつ、スーパーでよく見る豆腐サイズにカットされていく

豆腐カップをセットしやすいように、一定間隔をあけた状態に再配置される

もうこの時点で、平素より美味しくいただいている豆腐の状態

カップを取り付けるのは、写真のロボアーム。マルチロックオンシステムを持ち、お豆腐をサーチ後に連続動作を行なう

カップの取り付けは自動化されているが、失敗や抜けがないか、人による確認が行なわれている

3機のロボアームが高速でカップをセットしていた。ちなみにこのアームは自動車工場にあるものとほぼ同じものだそうだ

カップに入った豆腐は、目視によるチェックを経てフタをセットされる

ロールアウトしてきた豆腐たち

1ダース単位で出荷先に出撃していく。このロボアームの先端部は吸盤になっている

このあと車両などによる搬送を経て、スーパーに並ぶ

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