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キヌとはちがうのだよ、キヌとは!!

「ザクとうふ」出撃! 相模屋食料驚異のメカニズムに迫る【後編】

2012年07月16日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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人が造りしモノの裏には、人の思いがある

 2回に渡って「ザクとうふ」について取材してきた。日常的に目にする豆腐は、気がつけばそこにある食品だし、生産ラインを見ても量産型食材に属している。同じく量産型であるザクも、鳥越社長が言うように、豆腐と似ている部分が多い。いまではザクは劇中だけでなく、いろんなところでお目にかかれる。

「ザクとうふ」ヒットの秘訣は、量産型への、そしてザクと豆腐への愛。決して妥協せずこだわり抜いた結果完成した、鳥越社長の自信作だ

 またひとりのガンダム世代として、そして豆腐メーカーとして納得がいくものを作った鳥越社長の精神は、量産型への、さらに豆腐への愛がふんだんに詰まっている。誰が見ても納得の容器デザインにパッケージ。幼少期に多大な影響(だいたいのファンは、そのまま影響されつづけて老いていくのだが)を受けた人が多く、そういった人たちが第一線に立ち、現在ではいろいろなアニメのコラボ製品が登場している。
 そのなかには「それ、くっつけただけじゃん」なものもあるが、「ザクとうふ」は高い次元でマーケティングで必要な要素と妥協を許さないこだわりが融合したモノといっていい。もちろん、食卓ではそんなことは考える必要はないのだが、社長がいうように眺めて楽しみ、食べて楽しんでほしい。さぁ、スーパーの豆腐売り場に直行だ!!

【関連サイト】

【取材協力】

筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター。ときどきフォトグラファー。数年前に「ガンプラ・パッケージアートコレクション」(アスキー・メディアワークス刊)の企画編集に携わる。
 好きなMSは、MS-06FザクマインレイヤーとAMA-01Xジャムル・フィン。

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