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夏ボで買いたい! 最新Ultrabookレビュー 第3回

14型なのに最薄 ビジネスもOKなUltrabook LIFEBOOK UH75

2012年07月11日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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アルミ合金製天板は「サテンシルバー」のカラーリング。店頭販売モデルには鮮やかな「サテンレッド」もあるが、直販モデルでCore i7を選んだ場合は、こちらの色しか選べない

スッキリとした底面。複雑な形状の吸気孔が目を引く。中央の黒いコネクターはポートリプリケーター用で、店頭モデルにはない

 UH75の富士通らしい特徴が、指紋認証ユニットの標準搭載である。パームレスト右端に装備された指紋認証ユニットで、パスワードの代わりにWindows 7のログオン認証ができる。セキュリティーを考慮して長いパスワードを使うかわりに、指紋読み取り一発でログオンできるのはとても便利だ。セキュリティーを高めながら使い勝手も損なわない、お勧めの機能である。

UH75のキーボード。配列はごく普通でキーのサイズも使いやすい。タッチは軽いが良好で、不満を感じることは少ないだろう

豊富な省電力関係ツールを搭載

付属のACアダプターは軽量のスティックタイプ。急速充電にも対応する

 UH75の日本メーカー製品らしい特徴のひとつが、電力設定関連のツール類が豊富なことだ。バックライト輝度やスリープまでの時間を設定する「節電ナビ」。省電力モード時の内蔵デバイス動作を設定する「省電力ユーティリティ」。バッテリー自身の寿命を長持ちさせる「80%充電モード」や、電源オフ状態の電力消費を下げる設定が可能な「バッテリーユーティリティ」など、多数のツールが搭載されていて、きめ細かい電力管理が可能だ。もちろんピークシフト機能の設定ツールもある。

電力設定の基本となる「節電ナビ」。「かんたん節電」と詳細項目までひとつずつ設定できる「こだわり節電」の2モードがある

搭載デバイスの動作状態を設定できる「省電力ユーティリティ」

「バッテリーユーティリティ」では、バッテリーをいたわる充電設定も可能だ

 少々残念なのは、富士通パソコンの進化の中で、これらのツールが屋上屋を架すかのように追加実装されていったためか、統一感に欠ける点だ。付属のメニュー型ランチャー「@メニュー」では、これらのツールが「FMV活用設定」にまとめられている。しかし本来なら同種の機能は、ひとつのツール上に統一して管理・運用できた方が使いやすいだろう。改善を期待したい点である。

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