まかふぃーぶはじめました 第14回
後編・マカフィーに内緒で「マカフィー・ウイルス駆除サービス」を試す!
マカフィーのお姉さんが僕のPCを優しく治してくれた(意味深)
2012年07月19日 09時00分更新
口頭で状況を告げる……なにこれ羞恥プレイ?
さて、購入手続き後、マカフィーテクニカルサポートセンターに電話をすると、出たのはおねーさん。
林少年 「え、エロサイトを見ていたら、変な広告が出るようになっちゃいましたッ!」
おねーさん 「それは大変なことね、バッボーイ。昨晩はどんなサイトを夜な夜な巡回したのかしら?」
というようなプレイになるのかと思ったら、やたらと冷静に状況を聞かれた。たまたま女性が対応してくれたのだろうが、羞恥プレイからセキュリティを学んでもらうという意図もあるのか。ありがとうございます!
編註:その御礼は明らかに違うことに対して言ってませんか
お話の内容をまとめると次の通りだ。基本的に淡々と確認されるので、大人しく表示されるに至った経緯を正確に伝えよう。
おねーさん 「どうされましたか?」
筆者 「先ほどPCを起動したら、入金しろ的なポップアップが表示されるようになりまして」
おねーさん 「PCを終了する前にどんなことをされていましたか?」
筆者 「インターネットに広がるめくるめくピンクの世界に旅立っていました」
おねーさん 「そうですか」
筆者 「ありがとうございます!」
おねーさん 「どうされましたか?」
筆者 「いえ……それでですね、ぽちぽちとライブに向けて情報を集めていた感じです」
おねーさん 「現在、どんな広告が表示されていますか?」
わかるかね、諸君。うっかり踏んでしまうとこんな感じで羞恥プレイに遭遇してしまう。意図的に準備したとはいえ、すごく恥ずかしい。あれ? これってワンクリック詐欺の手口に似ているような……勉強になるなぁ。1回経験すると、二度と踏まなくなりそうだ。
ちなみに、男性が対応してくれた場合も同様の羞恥プレイになりそうなので、やはり、精神的ダメージからセキュリティ意識が高まることは間違いないだろう。
だって後述の担当者さんも、「ああ、エロサイト見てたんですね! わかりますわかります!」ではなく、淡々とした反応であくまで事務的。なんだかんだで、精神的にくるものがある。すみませんでした。
GoToAssist経由で精鋭スタッフに対応してもらう
状況を伝えたあと、担当者にバトンタッチ。ここでは男性が対応してくれた。ちっ。まず確認されるのはマカフィー・ウイルス駆除サービスの受付番号、そしてマカフィーに登録しているメールアドレスだ。
その後、指定のURLをブラウザーから入力。ここからはGoToAssistをインストールして、リモート操作で対応してもらう。リモートアクセスと言われると敷居が高く感じてしまうが、一連の操作手順は1ステップごとにアナウンスされるため、戸惑うことはないハズ。
なおこのときは、イー・モバイルLTE回線にて接続していたが、速度的に問題はなし。なんとなく、遅い回線の場合はどうするのかと聞いてみたところ、GoToAssistの設定を変更することで、ISDNでも駆除作業できたことがあるそうだ。ということは、ASDLの環境であればまず問題ないだろう。
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