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描き手なら一度は使いたい! ワコムの高性能ペンタブに新型

2012年07月10日 16時40分更新

文● ASCII.jp編集部

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マルチタッチとフルHD
2種類のプロ用ペンタブレットがワコムから

 ペンタブレットの雄、ワコムからプロフェッショナル向けの高性能ペンタブレットが2種類発売される。同社のペンタブの中でもフラッグシップに位置づけられる「Cintiq」シリーズのニューモデルで、高精度なカラーマネジメントとマルチタッチ操作が可能な24.1型ディスプレーを採用した「Cintiq 24HD touch」と、フルHDの21.5型ディスプレーモデル「Cintiq 22HD」の2機種が7月26日から全国の家電量販店、ワコムのオンラインショップ「ワコムストア」(こちら)で販売される。価格はどちらもオープンだが、ワコムストアではCintiq 24HD touchが32万8000円、Cintiq 22HDが19万8000円になる予定だ。

Cintiq 24HD touch

Cintiq 22HD

描いてよし触ってよし
フルHDで視認性もばつぐんのCintiq 24HD touch

 Cintiq 24HD touchの特徴としては、ディスプレーはフルHDに対応し、最大表示色は10億色以上で、AdobeのRGBのカバー率97%。また、マルチタッチにも対応し、スマホやタブレットのように直感的にピンチイン・アウトや回転、スクロールといった操作ができる。ただし、現段階では対応しているソフトは限られており、Windows 7の環境下ではグラフィックソフトの「Painter」 Ver.12.2でタッチ操作が機能する。ペン入力とタッチで制作作業をすることで生産性の向上をはかれるのがポイントだ。

 スペックはサイズが横769.3×高さ463.7×奥行き64mm、重量がスタンド込みで28.6kg、24.1型ディスプレー(1920×1080ドット)、コントラスト比は850:1、応答速度が13ms。入力信号はDVI、D-Sub、DisplayPortの3つだ。

Cintiq 24HD touchはペンでもタッチでも操作できるのが魅力。かゆいところに手が届きそうだ。読み取りは静電結合方式

このホイールをぐりぐりなぞると、設定したファンクションキーに合わせた操作ができる。たとえば画像の回転や拡大・縮小などもこれでできる

ディスプレーの角度をダイナミックに変えられるので、自分のやりやすい位置・姿勢で作業をすることができる

お手頃なサイズでフルHD
そしてトラックパッドで操作性も良好なCintiq 22HD

 もうひとつの新ペンタブであるCintiq 22HDは21.5型と多少小型ではあるものの、フルHDに対応し広視野角で1677万色を表示できるディスプレーを採用している。なお、このモデルはタッチ操作には対応していない。そのかわり、ファンクションキーの裏側(ディスプレーの裏側)にトラックパッドがあり、画面のズームやブラシサイズの変更など便利な機能を簡単に使うことができる。

 本体のサイズは横650×縦400×奥行き55mm、重量はスタンド込みで8.5kg。ディスプレーは21.5型(1920×1080ドット)でコントラスト比は1000:1、応答速度は14ms。入力信号はDVIとD-subのみ。

21.5型のディスプレーを搭載したCintiq 22HD。インターフェイスの読み取り方式は電磁誘導方式で、ペンはもちろん筆圧感知型。写真ではわかりづらいかもしれないが、筆圧によって線の細さが変わる

タッチパネルはないが、両サイドにはファンクションキーが、そして裏側にはトラックパッドがあり、操作性は十分だ

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