キビキビと快適な動作も好印象
ただしフラッグシップ端末ではないので、LTEやNOTTV、インカメラは非搭載である。また、CPUは3世代前のSnapdragon「MSM8255」で、クロック動作周波数が1GHzと低い点が気になる人もいるだろう。しかし、それらはすべて杞憂だ。おサイフケータイやワンセグ/赤外線/テザリングといった主要機能を網羅するほかに、アプリの切り替えから高画質動画ストリーミング視聴までキビキビと動作し、ふだん使いには十分すぎるぐらいだ。
聴きたいときにパッと曲が聴ける!
音楽好きな人に利用してもらいたいのが、右側面の「Play」キー。音楽再生操作専用の物理キーで、画面点灯中は同キーを1度、画面ロック中は2度押すことで、直前に曲を再生していた音楽アプリで、直前に再生していた曲の一時停止や再生が可能。「音楽聴きたい」と思ったら、いつでもスグに再生できて、とても便利。
操作する音楽アプリを選ばないのもいい。再生や一時停止の操作は、標準の音楽プレイヤー「Music'n Player」のほか、インストールしたアプリでも可能だ。ただし曲送りはPlayキーではできない。代わりにMusic'n Playerや「doubleTwist Player」など多くのアプリではロック解除画面で曲送りができるので不便に感じることはない。
ちなみにロック解除画面を表示した状態で音量上キーを長押しすると、背面のモバイルライトを点灯できる。暗闇や夜道などで役立ちそうだ。ただ、Playキーには別の機能を割り当てることはできない。
PCからの曲転送も超楽チン!
Windowsを利用中なら、曲の取り込みも簡単だ。事前に「MediaJet」アプリ(こちら)をPCにインストールすることで、AQUOS PHONE stの充電開始と同時に、PCのiTunesなどで管理している曲をWi-Fi経由でAQUOS PHONE stに自動転送できる。設定も簡単だ。プレイリストも同期できるが、対象はiTunesではなく、MediaJetで作成したプレイリストとなる。また、残念ながらMediaJetはMacには非対応な点にも注意しよう。
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