このページの本文へ

GTセパン戦・マレーシアの旅に便利すぎたモバイルルーター

2012年07月10日 12時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

まずはレンタル業者を選定する

 「海外 モバイルルーター レンタル」といったキーワードで検索すると上位に出てくるのが、「グローバルデータ」や「テレコムスクエア」。この2社が今のところ海外のレンタルモバイルルーターサービスでは2強となっている。他にはアントニオ猪木がイメージキャラクターの「グローバルWiFi」や、航空会社のJALが運営している「JAL ABC」やアメリカ限定の「エコム」といったサービスもある。

レンタル料金の安さでは他の追随を許さないグローバルデータ

この手のサービスではレンタル料金は若干高いが、エリアの広さが魅力のテレコムスクエア

 まずは、マレーシアで使えるルーターがいくらで借りられるのか、実際に比較検討したグローバルデータとテレコムスクエアを例に見てみよう(USBタイプもあるが、ここではモバイルルーターに限定する)。

マレーシア 5日間で比較してみると……

グローバルデータ
ルーター:680円/1日 保証プラン:367.5円/1日 合計:5237円
テレコムスクエア
ルーター:1200円/1日 保証プラン:315円/1日 合計:7575円

 なお、海外では盗難や紛失のリスクが日本よりも高いので、いわゆる保険となる保証プランは何かあったときに全額免除になるメニューを選んでいる。この部分に出し惜しみしてはいけない、とアドバイスしたい。

 さて、単純に料金だけ見ると、今回はグローバルデータのほうが安いので申し込んでみた。しかし、残念ながらマレーシア用のレンタル品がすべて貸し出し中とのこと。同時期にマレーシアに行く人がたくさんいたから? ちょっと金額が上がるがテレコムスクエアもキャリアのローミングに比べたら安い。どうせ20万パケットなんてすぐに使ってしまうし。なので、こちらを申し込んだ。

同梱物はシンプルで、ルーター、充電器、そして現地のコンセントに挿せるようにするための変換コネクターのみ。特に難しい(面倒な)設定がいらないのもいい

 ルーターは自分の家(会社)に送ってもらうか、直接空港のカウンターで受け取ることになる。配送してもらう場合は、出発の前日に届くため日程に余裕をもって申し込まなければいけない。どちらかというと空港で直接受け取るほうが、届かないトラブルやうっかり忘れてしまうなどのアクシデントもないので、いいだろう。営業時間外(特に早朝)に飛行機に乗らないといけない場合は、配送してもらおう。このへんは自分のスケジュールと相談になる。

空港のどこで受け取れるか、必ず事前に場所をチェックしておこう。でないと広大な空港でさまようハメになる……

 今回の目的地はマレーシアのみだったので、プランは1ヵ国タイプを選択。複数国をまたいで使う場合は料金が変わる。例えばテレコムスクエアだとアジア16ヵ国で使える周遊プランが2700円/1日だ。筆者の場合、ベトナム・ハノイ経由のトランジットがあったので、1ヵ国専用タイプを複数台レンタルしたほうが安くなるのだろうけど、そもそも数時間しか滞在しないのに(行きは30分ほど)ルーターを増やすのもどうかと思い、ベトナムでのネットは断念。3ヵ国以上滞在するなら、周遊プランのほうが安いだろう。

 マレーシアに着いたらすかさずルーターの電源を入れる。空港では無料のWi-Fiも飛んでいたのだが、あまりにも遅かったので、さっそくルーターのお世話になることに。空港のところどころにLTEを宣伝する現地サービスの宣伝があったが、今回借りたルーターは3Gのみ。しかし、電波はバリ3だ。クアラルンプールの中心街である「KLセントラル」駅への直行特急があったので、それに乗ってノートPCを広げてネットを開始! ……あれ、思ったより遅い。電車で移動中というのもあるかもしれないが、途中で3Gではなく2Gに切り変わっていたり……。

ノートPCとスマホを接続して、数時間ぶりのネット! と思いきや、あまり速度が出ない。電車に乗っているせいもあるのだろうが…

モバイルルーターの表示を見ると2Gになっていた。端末のせいなのか、現地のプロバイダーのせいなのかわからないが、2Gになることが結構あって困った

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン